日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は78円安、個人主体の中小型株物色は活発
[14/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は78円安、個人主体の中小型株物色は活発】
9時38分現在の日経平均株価は、15298.01円(前日比-78.23円)で推移。日経平均は反落で始まった。地政学リスクを警戒したリスク回避の流れから24日のNYダウが100ドルを超える下げとなるなか、利益確定の売りが先行している。しかし、押し目買い意欲も強く、15300円を割り込んで始まった日経平均は、その後下げ幅を縮めており、15300円を回復して推移している。
セクターでは鉱業、電力・ガス、海運、繊維などが小じっかり。一方で、不動産、その他金融、その他製品、機械、パルプ・紙、銀行、保険、電気機器などが下落。個人主体の中小型株物色は活発であり、マザーズ指数はプラス圏での推移。売買代金上位では日本通信<9424>、キヤノン<7751>、ナノキャリア<4571>、日東電工<6988>、ブリヂストン<5108>、コロプラ<3668>、ダイキン<6367>、ユーグレナ<2931>などが堅調。ソフトバンク<9984>、サイバーダイン<7779>、ファーストリテ<9983>などが軟調。
また、24日にマザーズ市場に新規上場したフリークアウト<6094>は買い気配で初値がつかず、本日上場のポバール興業<4247>は1045円で寄り付いた後、一時1130円まで上げ幅を拡大。OATアグリオ<4979>は3935円と公募価格(4200円)を下回った。
【ドル・円は101円93銭、リスク回避的な円買いは抑制された状態】
ドル・円は101円93銭付近で推移。寄り付き後の日経平均株価は一時下げ幅を縮小するなど、大幅下落に対する警戒感は後退している。株安を嫌気したリスク回避的な円買いはやや抑制されており、ドル・円は101円台後半で下げ渋る可能性があるとの見方が増えている。
■今後のポイント
・日経平均株価の大幅安に対する警戒感は後退
・101円80銭以下に短期筋などのドル買い興味→ドルの下げは限定的との見方
9時38分時点のドル・円は101円93銭、ユーロ・円は138円67銭、ポンド・円は173円07銭、豪ドル・円は95円40銭付近で推移している。
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