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26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・材料株も相対的に出遅れている銘柄へ
・ドル・円は101円74銭付近、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開
・岩谷産<8088>が一時ストップ高、燃料電池関連にテーマ物色が向かう

■材料株も相対的に出遅れている銘柄へ

日経平均は反発。48.13円高の15314.74円（出来高概算9億8000万株）で前場の取引を終えている。25日の米国市場では1-3月期GDP確定値が大幅に下方修正されたことで売りが先行したものの、NYダウは25日線を支持線に反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の15335円となり、これにサヤ寄せする格好から反発して始まった。

ただし、寄り付き直後につけた15345.12円を高値に、その後は15300円を挟んでの狭いレンジ取引が続いている。指数インパクトの大きいところではKDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>が堅調。一方でキヤノン<7751>、東エレク<8035>、花王<4452>などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。

セクターでは電力ガス、金属製品、サービス、情報通信、銀行、パルプ紙、輸送用機器などがしっかり。半面、ゴム製品、石油石炭、繊維、ガラス土石、鉱業などが小安い。

日経平均は反発をみせたが、5日線レベルでの攻防となっている。株主総会がピークを迎えるなか、手掛けづらい状況であろう。また、物色の流れは中小型株や材料株などにシフトしており、トヨタ自<7203>の燃料電池車を市販すると発表したことを受けて岩谷産<8088>が一時ストップ高を付けるなど、電池関連が堅調。また、ミクシィ<2121>、サイバダイン<7779>は値動きの荒い展開に。

日経平均は引き続き5日線辺りでのこう着が続きそうであり、物色の流れは個人主体による材料株に向かいやすいだろう。ただ、値動きの荒さを避けるなかで、相対的に出遅れている銘柄を探る流れに向かいそうである。

■ドル・円は101円74銭付近、地政学的リスクへの警戒感から上げ渋る展開

ドル・円は101円74銭付近で推移。ドル・円は、地政学的リスク（ウクライナ情勢、イラク情勢）への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3628ドルから1.3634ドルで推移。欧州中央銀行（ECB）による10月までの追加措置先送り観測で下げ渋る展開だが、ウクライナ紛争への警戒感から上値は限定的。ユーロ・円は、138円64銭から138円83銭で推移。

12時15分時点のドル・円は101円74銭、ユーロ・円は138円71銭、ポンド・円は172円86銭、豪ドル・円は95円65銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は前日下落の反動が優勢に、5日線レベルでの攻防
・岩谷産<8088>が一時ストップ高、燃料電池関連にテーマ物色が向かう
・物色の流れは個人主体による材料株に、後場も出遅れ銘柄を探る展開へ

☆後場の注目スケジュール☆

＜国内＞

12：45　2年国債入札の結果発表



＜KO＞