後場に注目すべき3つのポイント〜中小型株中心に利益確定売りが広がる
[14/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・サイバダイン下落が投資家心理を慎重に
・ドル・円は101円44銭付近、東京株式市場の弱含みなどで軟調推移
・サイバーダイン<7779>やミクシィ<2121>に利食い売り、マザーズ指数は3%超の下落
■サイバダイン下落が投資家心理を慎重に
日経平均は反落。95.45円安の15213.04円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えた。26日の米国市場は小幅に反落だったほか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の15310円と動意薄の展開、円相場は1ドル101円65銭辺りとやや円高に振れて推移するなか、利益確定の売りが先行した。その後は底堅さが意識されていたが、前引けにかけて下げ幅を広げる展開に。
セクターではその他金融、医薬品が小じっかり。一方で、ゴム製品、保険、金属製品、石油石炭、海運、証券、精密機器、不動産などが弱い。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超え、全体の6割を占めている。規模別指数では小型株指数の弱さが目立っているほか、マザーズ指数、ジャスダック平均共に日経平均を上回る下落率に。
日経平均は直近安値水準での底堅さがみられていたが、15300円を回復出来ない中、11時辺りから売り仕掛け的な商いに押されている。週末要因もあって積極的な参加者も限られるなか、押し目拾いも手が出しづらいところか。
また、ミクシィ<2121>は引き続き荒い値動きだが、サイバダイン<7779>が信用規制強化を嫌気した流れとなり、下げ幅を拡大させているため、投資家心理も神経質に。ミクシィの時は規制強化をも跳ね除ける上昇をみせていただけに、早い段階での切り返しが待たれる。
■ドル・円は101円44銭付近、東京株式市場の弱含みなどで軟調推移
ドル・円は101円44銭付近で推移。ドル・円は、週末、月末、四半期末に向けて、地政学的リスク(ウクライナ情勢、イラク情勢)への警戒感、東京株式市場が弱含みに推移していることで軟調推移。ユーロ・ドルは、1.3614ドルから1.3621ドルで推移。欧州中央銀行(ECB)による10月までの追加措置先送り観測で下げ渋る展開だが、ウクライナ紛争への警戒感から上値は限定的。ユーロ・円は、138円38銭から138円17銭まで軟調推移。
12時17分時点のドル・円は101円44銭、ユーロ・円は138円19銭、ポンド・円は172円85銭、豪ドル・円は95円62銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・断続的な売りで日経平均先物が一段安に
・サイバーダイン<7779>やミクシィ<2121>に利食い売り、マザーズ指数は3%超の下落
・中小型株中心に利益確定売りが広がる展開、見送りムードのなか後場も利食いに警戒
☆後場の注目スケジュール☆
特になし
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