27日の米国市場ダイジェスト:ダウは5ドル高、ラッセル指数の銘柄入れ替えに伴う売買増加が下支え
[14/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは5ドル高、ラッセル指数の銘柄入れ替えに伴う売買増加が下支え
NYダウ ナスダック
終値 :16851.84 終値 :4397.93
前日比:+5.71 前日比:+18.88
始値 :16846.90 始値 :4371.80
高値 :16862.73 高値 :4398.85
安値 :16773.84 安値 :4371.60
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は5.71ドル高の16851.84、ナスダックは18.88ポイント高の4397.93で取引を終了した。化学メーカー大手の業績下方修正を嫌気して軟調推移となった。しかし、引けにかけてはラッセル指数の銘柄入れ替えに伴う売買が増加し、上昇に転じる展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や耐久消費財・アパレルが上昇する一方、素材や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
化学メーカーのデュポン(DD)が業績下方修正を発表して下落。ディスカウントストアのダラーゼネラル(DG)は会長兼最高経営責任者の退任を発表して軟調推移となった。一方で、スポーツ用品のナイキが予想を上回る決算を発表して上昇。26日、新規株式上場したアクションカメラのゴープロは大幅続伸となった。
BNPパリバやバークレイズなど欧州大手金融機関に対して、米国政府当局の厳しい罰金や処分を課していることが金融セクターの上値を抑える要因となっている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は101円44銭、ユーロはショートカバーが優勢に
ドル・円は101円35銭から101円48銭へ上昇し101円44銭で引けた。米国の6月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値が予想を上振れ速報値から上方修正されたためドル売りが後退した。
ユーロ・ドルは、1.3614ドルから1.3651ドルへ上昇し1.3649ドルで引けた。独6月消費者物価指数速報の上昇を受けて欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が弱まり、ユーロのショートカバーが優勢となった。ユーロ・円は、138円03銭から138円49銭へ上昇した。欧日金利差の縮小観測に伴う売りが後退。ポンド・ドルは、1.7007ドルから1.7045ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.8933フランから0.8906フランへ下落した。
■NY原油:続落で105.74ドル、リビア産油量回復などで売り優勢
NY原油は続落(NYMEX原油8月限終値:105.74 ↓0.10)。106.16ドルから105.33ドルまで下落した。米国の第2四半期における景気急回復期待が後退し、NYダウが下げていたことが原油相場の重石となり、ユーロ高・ドル安傾向による買いは限られたとみられる。
また、前日みられたイラク原油の来月の輸出が増えるとの観測に加え、リビアの産油量が日量30万バレルに回復したとの発表もあり(国営石油会社)、供給不安の材料が後退する状況に、売りが強まったもよう。引けにかけて反発気味になったが、前日終値(105.84ドル)までは戻せずに終わった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.33ドル -0.08ドル(-0.52%)
モルガン・スタンレー(MS) 31.55ドル -0.34ドル(-1.07%)
ゴールドマン・サックス(GS)166.78ドル -1.23ドル(-0.73%)
インテル(INTC) 30.93ドル +0.15ドル(+0.49%)
アップル(AAPL) 91.98ドル +1.08ドル(+1.19%)
グーグル(GOOG) 577.24ドル +1.24ドル(+0.22%)
フェイスブック(FB) 67.60ドル +0.47ドル(+0.70%)
キャタピラー(CAT) 108.78ドル +0.26ドル(+0.24%)
アルコア(AA) 14.93ドル -0.01ドル(-0.07%)
ウォルマート(WMT) 75.34ドル +0.43ドル(+0.57%)
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