3日の米国市場ダイジェスト:ダウは92ドル高、雇用統計好感で節目の17000ドルを突破
[14/07/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは92ドル高、雇用統計好感で節目の17000ドルを突破
NYダウ ナスダック
終値 :17068.26 終値 :4485.93
前日比:+92.02 前日比:+28.19
始値 :16979.00 始値 :4472.89
高値 :17074.65 高値 :4485.93
安値 :16979.00 安値 :4463.85
3日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は92.02ドル高の17068.26、ナスダックは28.19ポイント高の4485.93で取引を終了した。6月雇用統計で非農業部門雇用者数が28万8千人増、失業率も6.1%へと低下したことで買いが先行。ダウ平均株価は節目の17000ドルを突破した。独立記念日の連休前で午後1時までの短縮取引となる中、緩やかに上昇する展開となり、ダウ平均及びS&P500指数は過去最高値を更新。セクター別では、各種金融や保険が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
ペット用品小売のペットスマート(PETM)は大手ヘッジファンドが同社株9.9%を保有していることが明らかとなり急騰。ヨガ用品のルルレモン・アスレティカ(LULU)は創業者と投資ファンドによる買収(MBO)観測で上昇。家電小売のベストバイ(BBY)は、ムーディーズによる信用格付け引き上げを受けて堅調推移となった。一方で、アクションカメラのゴープロ(GPRO)は1%の続落となった。
なお、4日は独立記念日で米国株式市場は休場。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は102円20銭、米6月雇用統計を好感でドル買い先行
ドル・円は101円88銭から102円27銭まで上昇し、102円20銭で引けた。この日発表された6月雇用統計で、非農業部門雇用者数が大幅に増加し、失業率が予想外に低下したことから、株高、国債利回り上昇、ドル買い、円売りとなった。
ユーロ・ドルは、1.3653ドルから1.3596ドルまで下落し、1.3610ドルで引けた。米雇用改善を受けたドル買いと、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁のハト派トーンの会見に、ユーロ売り圧力が強まった。ユーロ・円は138円96銭から139円28銭でもみ合いとなった。
ポンド・ドルは、1.7103ドルまで下落後、1.7156ドルに反発。ドル・スイスフランは、0.8897フランから0.8943フランまで上昇した。
■NY原油:続落で104.06ドル、供給懸念後退や米需要懸念の浮上で売り優勢
NY原油は続落(NYMEX原油8月限終値:104.06 ↓0.42)。104.16ドルまで上昇後、103.67ドルまで下落した。この日発表された米国の6月非農業部門雇用者数が大幅に増加し、失業率が予想外に低下したことを受けて、需要の先行き期待感から一時買いが強まった。
しかし、リビアで東部の石油ターミナル2カ所を再開できる見通しになったこと、イラクでは緊迫した状況が続くものの、生命線である南部の原油生産に全く影響が出ていないとの見方から、供給懸念が後退。一方、米国ではハリケーン「アーサー」の猛威が独立記念日連休のガソリン消費を抑制するとの需要懸念が浮上、引き続き相場の下押し圧力になった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.03ドル +0.18ドル(+1.14%)
モルガン・スタンレー(MS) 32.62ドル +0.13ドル(+0.40%)
ゴールドマン・サックス(GS)169.46ドル +2.57ドル(+1.54%)
インテル(INTC) 31.14ドル +0.16ドル(+0.52%)
アップル(AAPL) 94.03ドル +0.55ドル(+0.59%)
グーグル(GOOG) 584.73ドル +2.39ドル(+0.41%)
フェイスブック(FB) 66.29ドル -0.16ドル(-0.24%)
キャタピラー(CAT) 111.08ドル +1.52ドル(+1.39%)
アルコア(AA) 14.98ドル +0.13ドル(+0.88%)
ウォルマート(WMT) 75.75ドル +0.13ドル(+0.17%)
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