NY株式:ダウは111ドル高、大手行決算を好感で一時最高値更新
[14/07/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は111.61ドル高の17055.42、ナスダックは24.93ポイント高の4440.42で取引を終了した。大手行決算がアナリスト予想を上回ったことが好感され買いが先行。今週から本格化する4-6月期決算への期待が高まっており、終日堅調推移となった。ダウ平均株価は日中、一時過去最高値を更新した。セクター別では、エネルギーやソフトウェア・サービスが上昇する一方、公益事業や食品・生活必需品小売が下落した。
大手行のシティグループ(C)は、米司法省と金融危機時の住宅ローン債券などの不正販売に関して70億ドルの支払いで和解に達したほか、4-6月期決算も予想を上回り上昇。携帯端末メーカーのアップル(AAPL)は、バークレイズ証券が投資判断を引き上げたほか、モルガン・スタンレーも目標株価を引き上げ、堅調推移となった。一方で、アクション・カメラのゴープロ(GPRO)は、経済誌バロンズに同社株にやや慎重な記事が掲載されたことで下落。資源のニューモント・マイニング(NEM)は金価格の下落で軟調推移となった。
住宅ローン債券の販売で同様の問題を抱えるバンク・オブ・アメリカ(BAC)も司法省と近く和解できるかどうかに注目が集まっている。
(Horiko Capital Management LLC)
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