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前場に注目すべき3つのポイント〜イグニスが東証マザーズに新規上場

注目トピックス 市況・概況

15日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日銀会合後はアク抜けに近い展開に期待
■外資系証券の注文動向:差し引き100万株の売り越し
■前場の注目材料:イグニス<3689>が東証マザーズに新規上場(公開価格:1900円)

■日銀会合後はアク抜けに近い展開に期待

☆日経225想定レンジ:上限 15450円-下限15300円

15日の東京市場は堅調な展開になりそうだ。14日の米国市場は米シティグループの決算が好感されたほか、米アップルが投資判断の引き上げなどを受けて上昇しており、これがハイテクセクターへ波及している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の15340円、円相場は1ドル101円55銭辺りと、若干円安に振れて推移している。

シカゴ先物の反応からは小じっかりの展開といったところだが、米シティグループは、米司法省と金融危機時の住宅ローン債券などの不正販売に関して70億ドルの支払いで和解に達したほか、4-6月期決算も予想を上回ったことはポジティブ材料だろう。

また、米アップルの上昇が波及する格好からか、米インテルが終日堅調だったほか、米AMD、米ブロードコム、米マイクロンテクノロジー、米アプライド・マテリアルズなどが強い動きを見せている。ハイテクセクターの強い値動きが、値がさハイテク株への波及をみせてくる展開が期待されよう。

また、本日は日本銀行の政策委員会・金融政策決定会合の結果が発表される。日銀会合では物価や成長率の見通しをほぼ維持する見通しであり、足元の景気の基調判断も「緩やかな回復を続けている」に据え置くとみられている。サプライズはないとみられるが、ネガティブ視されるというよりは、アク抜けに近い展開が期待されよう。

ただし、15、16日にはイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院銀行委員会、下院金融委員会で半期に一度の議会証言を行う。市場の関心が集まりやすく、様子見ムードも意識される。そのため、堅調な展開ながらも、直近戻り高値接近では上値の重さも意識されそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き100万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り910万株、買い810万株、差し引き100万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

7月8日(火):20万株の買い越し
7月9日(水):290万株の売り越し
7月10日(木):410万株の売り越し
7月11日(金):560万株の売り越し
7月14日(月):170万株の売り越し

■前場の注目材料

・JR東<9020>、羽田-東京を18分に短縮の新線を開設へ
・パナソニック<6752>が人材派遣6位を売却との報道、業界再編期待が高まる可能性
・イグニス<3689>が東証マザーズに新規上場(公開価格:1900円)

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
09:00 参議院予算委員会集中審議(集団的自衛権、外交安全保障)
09:00 日銀金融政策決定会合(2日目)

<海外>

10:30 豪準備銀行理事会議事録



<KO>

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