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日本株見通し:米決算発表を好感、買い一巡後は日米金融当局の動きを注視

注目トピックス 市況・概況

15日の東京市場は堅調な展開になりそうだ。14日の米国市場は米シティグループの決算が好感されたほか、米アップルが投資判断の引き上げなどを受けて上昇しており、これがハイテクセクターへ波及している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の15340円、円相場は1ドル101円55銭辺りと、若干円安に振れて推移している。

シカゴ先物の反応からは小じっかりの展開といったところだが、米シティグループは、米司法省と金融危機時の住宅ローン債券などの不正販売に関して70億ドルの支払いで和解に達したほか、4-6月期決算も予想を上回ったことはポジティブ材料だろう。

また、米アップルの上昇が波及する格好からか、米インテルが終日堅調だったほか、米AMD、米ブロードコム、米マイクロンテクノロジー、米アプライド・マテリアルズなどが強い動きを見せている。ハイテクセクターの強い値動きが、値がさハイテク株への波及をみせてくる展開が期待されよう。

また、本日は日本銀行の政策委員会・金融政策決定会合の結果が発表される。日銀会合では物価や成長率の見通しをほぼ維持する見通しであり、足元の景気の基調判断も「緩やかな回復を続けている」に据え置くとみられている。サプライズはないとみられるが、ネガティブ視されるというよりは、アク抜けに近い展開が期待されよう。

ただし、15、16日にはイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院銀行委員会、下院金融委員会で半期に一度の議会証言を行う。市場の関心が集まりやすく、様子見ムードも意識される。そのため、堅調な展開ながらも、直近戻り高値接近では上値の重さも意識されそうだ。



<TN>

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