日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は250円安、地政学リスクに伴うリスク回避が先行
[14/07/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は250円安、地政学リスクに伴うリスク回避が先行】
9時35分現在の日経平均株価は、15119.81円(前日比-250.45円)で推移。日経平均は大幅に続落して始まった。マレーシア航空の旅客機がウクライナ東部上空で墜落したとの報道や、イスラエル軍がパレスチナ暫定自治区のガザ地区に侵攻したとの報道など地政学リスクに伴うリスク回避の流れが先行。大阪225先物は15180円からのスタートと、シカゴ日経225先物清算値(15255円)を大きく下回って始まっている。円相場は1ドル=101円20銭辺りでの推移に。
セクターでは鉱業を除いて32業種が下げており、ゴム製品、その他金融、証券、倉庫・運輸、機械、金属製品、輸送用機器、ガラス・土石、不動産、空運などの弱さが目立つ。売買代金上位では、4-6月期決算がコンセンサスを上回った安川電<6506>が堅調。その他は総じて下落しており、鉄建<1815>、ソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、アイフル<8515>、メガバンク、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>などが下落。
【ドル・円は101円23銭付近、リスク回避的な円買いはやや一服】
ドル・円は101円23銭付近で推移。日経平均株価の続落は想定の範囲内との声が聞かれており、株安を嫌気したリスク回避的な円買いはやや一服している。ただし、地政学的リスクがただちに除去される可能性は低いとみられており、具体的なドル買い材料が提供されない場合、ドル・円の反発は101円50銭付近までとの見方が出ている。
■今後のポイント
・ドル・円の戻りは101円50銭近辺までとの見方
・日経平均株価の続落は想定の範囲内でリスク回避の円買いは一服との見方
9時35分時点のドル・円は101円23銭、ユーロ・円は136円87銭、ポンド・円は173円00銭、豪ドル・円は94円58銭付近で推移している。
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