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後場に注目すべき3つのポイント〜出遅れ銘柄には見直し買いが強まる可能性

注目トピックス 市況・概況

28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・本格化する決算を前に出遅れ修正の動きが強まる
・ドル・円は101円79銭付近、FOMCを控えて上値は限定的
・決算本格化を前に出遅れ銘柄には見直し買いが強まる可能性

■本格化する決算を前に出遅れ修正の動きが強まる

日経平均は続伸。72.42円高の15530.29円(出来高概算10億4000万株)で前場の取引を終えた。15500円回復は1月23日以来、約6ヶ月ぶり。先週末の米国市場の弱い流れもあり、朝方は利益確定の売りが先行した。その後はこう着感の強い相場展開が続いていたが、その後銀行株などが強含むなか、じりじりと上げ幅を広げる展開となった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は、大型、中型、小型株指数ともに上昇。セクターでは、パルプ紙、銀行が1%超の上昇。金属製品、小売、海運、繊維、建設などが堅調だった。一方で、鉱業、その他金融、水産農林、不動産、石油石炭などが小安い。テーマ銘柄ではカジノ関連への物色が強まっている。

日経平均は約6ヶ月ぶりに15500円を回復してきている。銀行株が動意付いた辺りから先物を伴って上げ幅を広げてきている。ただ、今週は主要企業の決算発表の第1弾のピークを迎えるため、積極的な上値追いの流れは限られているようであり、過熱感はない状況であろう。

相対的に出遅れているセクターや銘柄などを見直す動きがみられており、地合いは悪くない。カジノ関連などのテーマ株物色についても、目新しい材料ではないものの、他のテーマ銘柄などと比べて出遅れ感があるため、ちょうど良い反発のタイミングだったようだ。日経平均はもち合い水準を上放れつつあり、本格化する決算を前に出遅れている銘柄へは見直しの流れが強まりそうである。

■ドル・円は101円79銭付近、FOMCを控えて上値は限定的

ドル・円は101円79銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開だが、地政学的リスクへの警戒感、29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.3428ドルから1.3434ドルで推移。欧州金融危機、ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円66銭から136円77銭で推移。

12時19分時点のドル・円は101円79銭、ユーロ・円は136円71銭、ポンド・円は172円79銭、豪ドル・円は95円63銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・コア銘柄の強含みなどで日経平均は15500円台を回復
・カジノ関連の一角に物色も資金の逃げ足は速い
・決算本格化を前に出遅れ銘柄には見直し買いが強まる可能性

☆後場の注目スケジュール☆

特になし



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