NY株式:ダウは70ドル安、ロシア制裁強化による緊張を嫌気
[14/07/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の米国株式相場は下落。ダウ平均は70.48ドル安の16912.11、ナスダックは2.21ポイント安の4442.70で取引を終了した。製薬大手の決算が予想を上回ったことを好感し、朝方は買いが先行した。しかしながら、欧州連合がロシア制裁の強化を決定したことをきっかけに下落に転じた。午後に入ってオバマ大統領が会見で、米国も欧州と足踏みを揃え制裁を強化することを表明すると引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、電気通信サービスや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方、運輸や資本財が下落した。
製薬大手のメルク(MRK)が予想を上回る決算を発表して上昇。通信のウィンドストリーム(WIN)は、通信ケーブル網や不動産をREITとして分離することを発表して急騰。一方で、栄養補助食品のハーバライフ(HLF)は決算が予想を下回り下落。ガラス製品や光ファイバーなどのコーニング(GLW)も大幅減益となる決算を発表して軟調推移となった。
マーケット終了後に短文投稿サイトのツイッター(TWTR)が発表した決算は売上高及び調整後一株利益でアナリスト予想を上回り、時間外取引で25%を超す大幅上昇となっている。
(Horiko Capital Management LLC)
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