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後場に注目すべき3つのポイント〜ソフトバンクにはリバウンド狙いの資金が集中しやすい

注目トピックス 市況・概況

19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均のこう着は想定内、ソフトバンクに資金集中も
・ドル・円は102円61銭付近、102円70-00銭にドル売りオーダー
・ソフトバンク<9984>やファナック<6954>など指数寄与度の高い銘柄の動向に注目

■日経平均のこう着は想定内、ソフトバンクに資金集中も

日経平均は7営業日続伸。139.98円高の15462.58円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えている。18日の米国市場では地政学的リスクの緩和期待や8月の米NAHB住宅市場指数の改善を受けて、NYダウ、ナスダックともに大幅に上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の15425円となり、これにサヤ寄せする格好から、ギャップ・アップで始まった。

ただし、買い一巡後は想定通りこう着感の強い相場展開となり、日中値幅は50円弱にとどまっている。東証1部の騰落銘柄は、値上がりが1100を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇しているが、やや上げ幅を縮めている。セクターでは、不動産、石油石炭、非鉄金属、倉庫運輸、機械、精密機器などが堅調。半面、その他製品、空運、鉱業、小売、医薬品などが小安い。

日経平均はギャップ・アップで始まり、上値抵抗として意識されていた25日線をクリアした。ただ、その後はこう着感の強い展開であるが、米国の上昇が地政学リスクに関する報道に敏感に反応した格好であり、報道次第では反動安も意識されやすい。米国は9月のレイバーデーに向けて参加者も限られてくるなか、上値追いは慎重になりやすいようだ。

また、ミクシィ<2121>、コロプラ<3668>なども下げに転じるなど、材料株物色もやや買い疲れ感も意識される。テーマ物色なども売り買いが交錯し始めており、模様眺めムードにつながる可能性も意識されるところ。もっとも物色意欲は旺盛であり、物色対象は絞られやすい。ソフトバンク<9984>が堅調だが、足元で売り込まれていたこともあり、リバウンド狙いの資金が集中しやすい。

■ドル・円は102円61銭付近、102円70-00銭にドル売りオーダー

ドル・円は102円61銭付近で推移。ドル・円は、地政学的リスクの緩和、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調に推移したものの、ドル売りオーダー(102円70-00銭)で上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.3354ドルから1.3363ドルで推移。ウクライナ紛争への警戒感から上げ渋る展開。

12時16分時点のドル・円は102円61銭、ユーロ・円は137円05銭、ポンド・円は171円55銭、豪ドル・円は95円85銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ウクライナ情勢の緊張緩和などが支援も、参加者限定的で日経平均は膠着感の強い展開
・ソフトバンク<9984>やファナック<6954>など指数寄与度の高い銘柄の動向に注目
・小売株は14時30分発表予定の7月百貨店売上高が手掛かり材料に

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 景気先行CI指数(6月)
14:00 経済産業省、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会
14:00 移動電話国内出荷(6月)
14:30 百貨店売上高(全国・東京地区)(7月)



<KO>

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