欧米為替見通し:米国と英国の金融政策決定会合の議事録に注目
[14/08/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
本日20日の欧米市場のドル・円は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録での出口戦略に関する協議を見極めることになる。
ドル・円のテクニカル分析では、三角保ち合いを上抜けていることで、目標値107円を目指す上昇トレンドの可能性が高まっている。
8月6-7日の英中央銀行金融政策決定会合議事録では、英中銀インフレ報告で賃金上昇率とインフレ率の見通しが下方修正されたものの、カーニー英中銀総裁が賃金上昇が確認される前でも利上げの可能性があると述べたことで、利上げの時期を探ることになる。
7月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、6月のFOMC同様に、出口戦略としての超過準備付利やリバースレポに関する協議、そして、10月にテーパリング(量的緩和縮小)が終了した後の利上げ時期までの「かなりの期間」に関する協議などに注目することになる。
今月の注目イベントは、22日のジャクソンホール・シンポジウムでのイエレンFRB議長とドラギ欧州中銀総裁の講演、26日のプーチン露大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領の首脳会談となる。
【今日の欧米市場の予定】
17:30 英国中央銀行MPC議事録公表(8月開催分)
18:00 ユーロ圏・6月建設支出(5月:前月比-1.5%)
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-2.7%)
03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表(7月29-30日分)
<KO>