25日の米国市場ダイジェスト:ダウは75ドル高、S&P500指数が一時2000ポイントを上回る
[14/08/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは75ドル高、S&P500指数が一時2000ポイントを上回る
NYダウ ナスダック
終値 :17076.87 終値 :4557.35
前日比:+75.65 前日比:+18.80
始値 :17011.81 始値 :4563.72
高値 :17124.74 高値 :4571.14
安値 :17011.81 安値 :4547.78
25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は75.65ドル高の17076.87、ナスダックは18.80ポイント高の4557.35で取引を終了した。ドラギECB総裁の発言を受けた追加緩和期待で欧州株式相場が堅調推移となった流れを受けて買いが先行。企業買収なども好感され終日堅調推移となった。大型株で構成されるS&P500指数は、ザラ場で2000ポイントの水準を上回り過去最高値を更新したものの、引けにかけてはやや上げ幅を縮小した。セクター別では、銀行や各種金融が上昇する一方、半導体・半導体製造装置や食品・生活必需品小売が下落した。
ファストフードのバーガーキング(BKW)は、ドーナツチェーンのティムホートンズ(THI)と買収交渉を行っているとの報道で両社とも急騰。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は、ビデオゲーム・ストリーミング企業の買収を発表して小幅高。小売のJCペニー(JCP)は、JPモルガンが強気の見方を示したことで堅調推移となった。一方で、出前注文サイトのグラブハブ(GRUB)は、1千万株の増資を発表して軟調推移となった。
なお、ティムホートンズはカナダを本社とするドーナツチェーンで、バーガーキングは買収によって本社をカナダに移転することで法人税の軽減(タックス・インバージョン)を目指すものと思われる。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は104円05銭、米7月新築住宅販売件数などの下振れでドル買い後退
ドル・円は103円86銭から104円06銭まで上昇し104円05銭で引けた。予想外に上昇した米国7月シカゴ連銀全米活動指数を好感したドル買いが強まった。その後、7月新築住宅販売件数やダラス連銀製造業活動指数が予想を下振れたためドル買いが後退し伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.3210ドルまで上昇後、1.3190ドルへ反落し1.3192ドルで引けた。予想を下振れたドイツの8月IFO景況感指数、ワイオミング州ジャクソンホール連銀年次シンポジウムでのドラギECB総裁の講演を受けてECBの追加緩和観測が強まりユーロ売りが加速。
ユーロ・円は、137円11銭まで下落後、137円32銭へ反発した。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待に伴う株高に連れたリスク志向の円売りが再燃。ポンド・ドルは、1.6577ドルまで下落後、1.6594ドルへ反発した。ドル・スイスは、0.9161フランから0.9142フランへ下落。ユーロ・スイス絡みのフラン買いが加速した。
■NY原油:続落で93.35ドル、需要先行き後退懸念による売りが続く
NY原油は続落(NYMEX原油10月限終値:93.35 ↓0.30)。93.73ドルから93.05ドルまで下落した。この日発表されたドイツの8月IFO景況感指数の低下、米国の7月新築住宅販売件数や8月サービス業PMI速報値の低下を受けて、需要の先行き後退懸念が売りにつながった。
NYダウが日中高値をつけたタイミングでは、原油相場の反発もみられたが、日本時間27日夜発表予定の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫増が続くと予想されていることも、相場の重石になったもよう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.29ドル +0.16ドル(+0.99%)
モルガン・スタンレー(MS) 34.20ドル +0.73ドル(+2.18%)
ゴールドマン・サックス(GS)177.87ドル +2.40ドル(+1.37%)
インテル(INTC) 34.81ドル -0.13ドル(-0.37%)
アップル(AAPL) 101.54ドル +0.22ドル(+0.22%)
グーグル(GOOG) 580.20ドル -2.36ドル(-0.41%)
フェイスブック(FB) 75.02ドル +0.45ドル(+0.60%)
キャタピラー(CAT) 107.97ドル +0.66ドル(+0.62%)
アルコア(AA) 16.48ドル +0.03ドル(+0.18%)
ウォルマート(WMT) 75.69ドル -0.04ドル(-0.05%)
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