政策関連物色が継続【クロージング】
[14/08/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日の日経平均は小反発となり、13.60円高の15534.82円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。米国市場の上昇のほか、円相場が再び1ドル104円台に乗せてきたことを受け、前日の下げに対するリバウンドから始まった。ただし、寄り付き直後に15588.22円まで戻した後は、引き続きこう着感の強い相場展開に。後場寄り付き直後には15465.99円と15500円を割り込む局面もみられた。
ただ、ソフトバンク<9984>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>などが堅調な展開となり、日経平均をけん引する格好に。また、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めているほか、規模別指数も小幅ながら大型、中型、小型株指数ともに上昇している。セクターでは、医薬品、海運、証券、鉱業、保険、建設などが堅調。一方で、小売、陸運、その他製品、不動産、サービス、ゴム製品などが冴えない。
日経平均はこう着感の強い展開が継続しており、短期的なテクニカルも目先的はいったん陰転シグナルが発生する可能性はある。一方、規模別指数では小型株指数の強さが目立っているほか、東証2部、ジャスダック平均、マザーズ指数などは日経平均、TOPIXを上回る上昇率であり、個人主体による中小型株物色は活発である。また、仕手系色の強い低位の建設株なども、リニア工事など社会インフラ等のテーマを手掛かりに動意をみせている。材料出尽くしとなるリスクはあるものの、来週の内閣改造を控え、政策関連の報道等も飛び出しやすく、関連するテーマ株での値幅取りが続こう。
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