前場に注目すべき3つのポイント〜ソフトバンクやテーマ性のある材料株に注目へ
[14/08/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:物色はソフトバンクのほかテーマ性のある材料株に
■外資系証券の注文動向:差し引き150万株の買い越し
■前場の注目材料:中国アリババ集団、4-6月期最終利益は前年同期比2.8倍に拡大
■物色はソフトバンクのほかテーマ性のある材料株に
☆日経225想定レンジ:上限15550円-下限15450円
28日の東京市場は引き続きこう着感の強い相場展開になろう。27日の米国市場はまちまちだった。地政学リスクへの緊張が和らいだことから買いが先行しているが、レイバーデーの祝日による3連休を控え、閑散な取引が続いている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の15480円と15500円を下回っている。また、円相場は1ドル103円90銭辺りと、やや円高に振れての推移に。
日経平均は直近では15500-15600円処でのもち合いが継続しているが、本日はもち合いレンジの下限辺りでのこう着といったところか。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から15500円を下回ってくる可能性があるが、25日線が15400円辺りに位置しているため、同線接近の局面では押し目買いの流れが意識されてきそうだ。
もっとも、海外勢の資金流入が細る状況の中では、大きなトレンドは出難いであろう。主力の大型株でも指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>辺りへの関心にとどまりそうである。物色の流れとしては個人主体によるテーマ性のある材料株に向かいやすいとみられる。
テーマ性としては、引き続き建設セクター等の社会インフラ関連のほか、ソニー<6758>が無人飛行機「ドローン」の実用化に向けた開発に乗り出したことが明らかになったと報じられている。センサーやGPS、カメラ、バッテリー等の関連銘柄に関心が集まりそうである。そのほか、LINEは、電子商取引事業に本格参入すると発表した。楽天<4755>、ヤフー<4689>、アマゾンの3強に食い込むとの見方から、LINE関連への手掛かり材料になりそうだ。最終的には本日もミクシィ<2121>に向かうか。
■外資系証券の注文動向:差し引き150万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1040万株、買い1190万株、差し引き150万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
8月21日(木):150万株の売り越し
8月22日(金):10万株の売り越し
8月25日(月):70万株の売り越し
8月26日(火):210万株の買い越し
8月27日(水):250万株の売り越し
■前場の注目材料
・中国アリババ集団、4-6月期最終利益は前年同期比2.8倍に拡大
・インドからレアアース、日印首脳会談で合意へ
・LINEが電子商取引事業への本格参入を発表
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 前週分対外対内証券売買
<KO>