日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は31円安、売り先行も下を売り込む流れにはならず
[14/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
【日経平均は31円安、売り先行も下を売り込む流れにはならず】
9時37分現在の日経平均株価は、15428.19円(前日比-31.67円)で推移。日経平均は小幅続落で始まった。ウクライナ情勢については、ウクライナ大統領が、「ロシア部隊が領内に侵入」と緊急声明を発表し、一気に緊迫する状況になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の15405円となるなか、売り先行のスタートに。ただ、米4-6月期GDP改定値が上方修正されるなど米景気に対する楽観的な見方から、下を売り込む流れにはならず、日経平均は25日線辺りが支持線として意識されている。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が下落。一方で、ソフトバンク<9984>がプラス圏を回復してきており、日経平均を下支えする格好に。売買代金上位では、ソフトバンクのほか、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソディック<6143>、熊谷組<1861>、ホンダ<7267>、KDDI<9433>などが堅調。半面、ミクシィ<2121>、NTT<9432>が冴えない。セクターでは、海運、精密機器、パルプ・紙、その他金融がしっかり。一方で、ゴム製品、非鉄金属、鉱業、水産・農林などが冴えない。
【ドル・円は103円72銭付近、株安は想定の範囲内との見方】
ドル・円は103円72銭付近で推移。日経平均株価は小幅安でスタートしたが、ある程度の株安は想定の範囲内との見方が多く、リスク回避的な円買い・米ドル売りが広がる可能性は低いとの声が聞かれている。日経平均株価の下げ幅がさらに縮小し、株価が反転した場合、ドル・円は103円90銭付近まで戻す可能性があるとみられている。
9時37分時点のドル・円は103円72銭、ユーロ・円は136円74銭、ポンド・円は172円04銭、豪ドル・円は96円97銭付近で推移している。
<KO>