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後場に注目すべき3つのポイント〜建設や不動産など政策関連に物色

注目トピックス 市況・概況

1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・政策絡みの物色が続きそう
・ドル・円は104円16銭付近、104円以下には個人勢などのドル買いオーダー
・建設や不動産の上昇が目立つ、政策関連への物色が強い

■政策絡みの物色が続きそう

1日の日経平均は3営業日ぶりに反発。43.65円高の15468.24円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えた。8月29日の米国市場は、予想を上回るシカゴ景気指数などが材料視されて上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の15445円だった。また、円相場が再び1ドル104円台に乗せてきていることが材料視され、買い先行で始まった。

ただ、1日の米国市場がレイバーデーの祝日で休場となる中で海外勢の資金流入は限られているとみられ、寄り付き後の日経平均の値幅は40円弱と狭いレンジ内での推移に。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇しており、特に小型株指数の強さが目立つ。セクターでは、ガラス土石、建設、不動産、非鉄金属、鉄鋼、繊維、空運などが堅調。一方で、海運、食料品、情報通信、小売、サービスなどが小安い。

日経平均は25日線が支持線として機能する格好でのリバウンドとなっている。5日線に上値を抑えられているが、想定内のこう着といったところであろう。ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などが小安く推移しており、日経平均の重しに。

一方で、建設株や不動産株が全面高となるなど、政策関連への物色が強い。中小型の材料株などへの個人主体の物色が活発である。ミクシィ<2121>やサイバダイン<7779>などが冴えないものの、市場はそれ程嫌気していないとみられる。3日の内閣改造を控え、政策絡みの物色が続きそうだ。

■ドル・円は104円16銭付近、104円以下には個人勢などのドル買いオーダー

ドル・円は104円16銭付近で推移。株高を意識したリスク選好的なドル買いは増えていないようだが、104円以下には個人勢などのドル買いオーダーが残されており、アジア市場でドル・円は104円台を維持する見込み。ただし、具体的な売買材料は少ないことから、ドル・円相場が一方向に大きく動く可能性は低いとみられている。

12時20分時点のドル・円は104円16銭、ユーロ・円は136円67銭、ポンド・円は172円86銭、豪ドル・円は97円26銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は小幅高、今晩の米国市場休場で積極的な上値追いは限定的
・建設や不動産の上昇が目立つ、政策関連への物色が強い
・引き続き橋梁や低位建設株などの動向に注目

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 新車販売台数(8月)
15:30 財務省、税収実績(7月末)

<海外>

15:00 独・4-6月期国内総生産改定値(前年比予想:+1.2%)



<KO>

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