日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は11円安、一時プラス圏に転じる場面も
[14/09/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は11円安、一時プラス圏に転じる場面も】
9時40分現在の日経平均株価は、15717.25円(前日比-11.10円)で推移。日経平均は小幅に反落して始まった。3日の米国市場ではウクライナとロシアが停戦で大筋合意したとの報道を好感して買いが先行。ただ、来週に新製品発表会を控えた米アップルが今年1月以来の大幅な下げとなったことで、市場全体の警戒感につながっている。円相場は1ドル=104円85銭辺りでの推移と、105円を下回っていることもあり、利益確定の売りが優勢に。ただ、下を売り込む流れにはならず、売り一巡後は一時プラス圏に転じる場面も。
セクターでは非鉄金属、鉱業、電力・ガス、不動産、パルプ・紙、食料品などが小じっかり。一方で、その他金融、石油・石炭、金属製品、鉄鋼、ガラス・土石、海運、建設、倉庫・運輸、情報・通信が利食い先行。売買代金上位では、ソフトバンク<9984>が小じっかりなほか、古河電池<6937>が急騰。熊谷組<1861>、住友鉱<5713>、ファナック<6954>などがしっかり。半面、トヨタ自<7203>、ソディック<6143>、ルネサス<6723>、NTT<9432>などが小安い。
【ドル・円は104円90銭付近、日銀黒田総裁の会見待ちの状況か】
ドル・円は104円90銭付近で推移。日経平均株価は小幅安で推移しているが、下げ幅拡大を警戒したリスク回避的な円買いは拡大しないとの声が聞かれている。日銀黒田総裁の記者会見が午後3時30分から行われる予定となっており、市場参加者の多くは会見内容を点検したいと考えているようだ。また、ウクライナでの停戦合意への期待も残されており、ドル・円は104円台後半で下げ渋るとの見方が多い。
9時40分時点のドル・円は104円90銭、ユーロ・円は137円93銭、ポンド・円は172円67銭、豪ドル・円は98円05銭付近で推移している。
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