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前場に注目すべき3つのポイント〜自動運転関連などに引き続き関心が高まるか

注目トピックス 市況・概況

9日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日経平均は15750-15875円のレンジに移行
■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の買い越し
■前場の注目材料:米テスラ、自動運転システムを自社開発へ

■日経平均は15750-15875円のレンジに移行

☆日経225想定レンジ:上限15875円-下限15750円

9日の東京市場は上昇が見込まれる。8日の米国市場はまちまちだった。スコットランド独立を巡る不透明感のほか、早期利上げ観測が再浮上したことでドル買いが強まったことが嫌気された。ウクライナ停戦への懐疑的見方なども手掛けづらくさせている。なお、ドル買いが強まったことから、円相場は1ドル106円台に乗せてきているほか、シカゴ225先物清算値は大阪比85円高の15805円だった。

週末の先物オプションSQを控えているほか、メリルリンチの大規模セミナー開催に伴う機関投資家の市場参加減少により、買い一巡後はこう着感の強い展開になりそうである。ただ、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からオプション権利行使価格の15750円を突破してくる可能性が高い。これまでの権利行使価格15625-15750円のレンジから、15750-15875円のレンジに移行するため、ヘッジに伴う先物買いなどが意識されやすいだろう。

物色の流れとしては、引き続きアリババ上場を控え、ソフトバンク<9984>に関心が集まりやすい。また、円相場が1ドル106円台に乗せてきているなか、自動車など輸出関連にも物色が向かいやすいだろう。テーマ性としては社会インフラや自動運転などが引き続き注目されるほか、大手商社が大型物流システムの開発を拡大すると報じられており、物流システム機器などを手掛ける企業なども注目されよう。また、9日の米国ではアップルの新製品発表会が予定されており、電子部品株などへの関心も高まりそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り780万株、買い960万株、差し引き180万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

9月2日(火):90万株の売り越し
9月3日(水):420万株の買い越し
9月4日(木):590万株の買い越し
9月5日(金):530万株の買い越し
9月8日(月):190万株の買い越し

■前場の注目材料

・米テスラ、自動運転システムを自社開発へ
・神鋼環境<6299>、ミドリムシ量産技術を確立
・スコットランド、英からの独立をめぐり先行き不透明感

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 7月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.2%、6月:-0.1%)
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(8月7-8日開催分)

<海外>

10:30 豪・7月住宅ローン(前月比予想:+1.0%、6月:+0.2%)



<KO>

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