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欧米為替見通し:FOMC声明『相当な期間』&『著しい活用不足』、削除か維持か?

注目トピックス 市況・概況

本日17日の欧米市場のドル・円は、連邦公開市場委員会(FOMC)声明で「相当の期間」が削除されるか否かに注目する展開となる。

連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルの量的緩和縮小(250億ドル⇒150億ドル)が予想されており、イエレンFRB議長が記者会見を行うことで、フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)の変更、「相当な期間(considerable)」「著しい活用不足(significant)」の削除が予想されている。

ドル・円は、削除された場合、107円50銭のオプション・バリアーを突破して110円方向へ続伸することが予想される。

しかしながら、10月28-29日のFOMCで150億ドルの量的緩和縮小(150億ドル⇒0)が予想され、量的緩和第3弾が終了することで、「相当な期間」の削除も同時に行われるとの見方もあり、予断を許せない状況となっている。

ドル・円は、106円台へ反落することが予想されるものの、10月のFOMCでは削除される可能性があり、年金積立金管理運用独立行政法人改革などで下げ渋る展開が予想される。

ウォール街のエコノミスト達に対する調査では、41%が今回削除される、59%が削除は10月以降となっている。

WSJのFRBウォッチャー、ヒルゼンラス記者も、10月のFOMCで量的緩和第3弾が終了するタイミングで「相当な期間」が削除されると予想しており、今回削除された場合、バーナンキ第14代FRB議長のスポークスマンと見なされていたヒルゼンラス記者が、イエレン第15代FRB議長のスポークスマンにはなりえなかったことが判明する。

【今日の欧米市場の予定】

18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.3%)
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-7.2%)
20:00 南ア・7月実質小売売上高(前年比予想:+0.8%、6月:0.0%)
21:30 米・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.9%、7月:+2.0%)
21:30 米・8月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.9%、7月:+1.9%)
21:30 米・4-6月期経常収支(予想:-1134億ドル、1-3月期:-1112億ドル)
23:00 米・9月NAHB住宅市場指数(予想:56、8月:55)
03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明・経済見通し発表
03:30 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長会見



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