日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は16000円台を回復、円安進行を好感
[14/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は16000円を回復してスタート、FOMCを受けた円安進行を好感】
9時34分現在の日経平均株価は、16006.68円(前日比+118.01円)で推移。日経平均は反発で始まり、1月9日以来の16000円を回復している。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、「QE終了後も異例な低金利を相当の期間維持する」方針は据え置かれた。しかし、2015年末の政策金利見通しが上方修正されたことを受けて、円相場は1ドル=108円台半ばまで円安が進んでいる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の15980円となり、この流れを引き継ぐ格好に。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>が揃って上昇。売買代金上位では、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、富士重<7270>、マツダ<7261>など自動車株やメガバンクが上昇。そのほか、足元で弱い値動きが続いていた不動産なども上昇して始まっている。セクターでは、不動産、機械、精密機器、輸送用機器、銀行、鉱業、保険などが1%超の上昇。一方で、空運のみが小幅に下落して始まっている。
【ドル・円は108円40銭付近、株高意識の円売りは特に観測されず】
ドル・円は108円40銭付近で推移。ドル・円は朝方に108円68銭まで買われたが、8月の貿易赤字額が予想をやや下回ったことや短期筋のドル売りが入ったことでドル上昇は一服。日経平均株価は100円超の上昇と強い動きを見せているが、現時点で株高を意識した円売りは特に観測されていないようだ。
■今後のポイント
・108円台後半で短期筋などの利食い売り興味
・日米金利差拡大への思惑で投機的な円売り継続との見方
9時34分時点のドル・円は108円40銭、ユーロ・円は139円37銭、ポンド・円は176円24銭、豪ドル・円は97円17銭付近で推移している。
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