日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は年初来高値を更新、米国株高や円安進行が安心感に
[14/09/19]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
【日経平均は年初来高値を更新、米国株高や円安進行が安心感に】
9時33分現在の日経平均株価は、16209.37円(前日比+141.80円)で推移。日経平均は続伸で始まり、年初来高値を更新した。18日の米国市場では、早期利上げ懸念が後退したとの見方から、NYダウ、S&P500が高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の16145円であり、この流れを引き継ぐ格好となった。円相場が1ドル=108円80銭辺りでの推移と円安基調が強まっていることも買い安心感につながっているようだ。
ただし、スコットランドの独立の是非を問う住民投票の結果を見極めたいところでもあり、買い一巡後はややこう着感が強まっている。ファーストリテ<9983>が指数をけん引する格好から日経平均は16200円を回復。大阪225先物は16100円で始まった後は、16140円とシカゴにサヤ寄せ。
セクターでは金属製品、銀行、保険、機械、ゴム製品、電気機器、鉄鋼、小売、輸送用機器、医薬品などが堅調。半面、鉱業、空運、不動産、海運、水産・農林、情報・通信が小安い。個別では、アリババの上場を前に、ソフトバンク<9984>が利食い優勢。昨日後場から急伸していたミクシィ<2121>は本日も堅調。本日新規上場のAMBITIO<3300>は買い気配からのスタートに。
【ドル・円は108円80銭付近、リスク選好的な円売りが優勢に】
ドル・円は108円80銭付近で推移。日経平均株価が年初来高値を更新したことでリスク選好的な円売りが優勢となっている。スコットランド独立の是非を問う住民投票の結果が判明するのは日本時間午後になるが、独立反対が優勢との見方が広がっており、リスク回避的な円買いは抑制されている。
■今後のポイント
・日経平均株価の上昇を意識したドル買い
・スコットランドの独立回避との見方でリスク回避的な円買いは抑制
9時33分時点のドル・円は108円80銭、ユーロ・円は140円52銭、ポンド・円は179円00銭、豪ドル・円は97円73銭付近で推移している。
<KO>