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後場に注目すべき3つのポイント〜スコットランドは独立反対派がリード

注目トピックス 市況・概況

19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・一段高意識も、本日のところはこの辺りで止まって欲しいか
・ドル・円は109円16銭付近、スコットランド独立反対派優勢で堅調推移
・円安を背景に引き続き主力株優位の展開が継続、輸出関連中心に見直しの動き

■一段高意識も、本日のところはこの辺りで止まって欲しいか

日経平均は大幅に続伸。233.51円高の16301.08円(出来高概算12億1000万株)で前場の取引を終えた。1月6日に付けた年初来高値を更新し、昨年12月30日のアベノミクス相場の高値16320.22円に迫っている。18日の米国市場では、早期利上げ懸念が後退したとの見方から、NYダウ、S&P500が高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の16145円だった。この流れを引き継ぐ格好となった。

買い一巡後はスコットランドの独立の是非を問う住民投票の結果を見極めたいところでもあり、高値圏でのこう着となる局面もみられた。しかし、独立反対が優勢と報じられる中、円相場は1ドル109円台に突入。これを受けてインデックスに絡んだ商いを中心に日経平均は上げ幅を広げている。

セクターでは空運、鉱業が小安い他は全般堅調となり、機械、金属製品、保険、証券、銀行、輸送用機器、電気機器、医薬品、卸売が1%を超える上昇に。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超え、全体の6割を超えている。

スコットランドの独立の是非を問う住民投票の開票が始まり、独立反対派がリードしていることで、為替リスクなど金融システム不安が後退するとの見方が先高期待につながっている。日経平均は昨年12月30日に付けたアベノミクス相場の高値にあと3円程度に迫っているが、一先ず本日のところは週末要因もあってこの辺りで止まって欲しいところであろう。高値更新からの一段高は、来週の祝日明け以降というのが理想的か。

一方、塩崎厚労相はGPIF改革案について、中身を伴わないと臨時国会提出はなかなか難しいと述べているようだ。本来ならば上値の重しになりそうだが、現在の需給状況では押し目待ちに押し目なし、といったところか。円相場についても急ピッチの円安により、冷ます意味での閣僚発言なども出てきそうである。それでも、冷めないようなら、順張りで付く他ないだろう。

■ドル・円は109円16銭付近、スコットランド独立反対派優勢で堅調推移

ドル・円は109円16銭付近で推移。ドル・円は、スコットランド独立住民投票で反対派が優勢との開票報道を受けて堅調推移。ユーロ・ドルは、1.2898ドルから1.2925ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、140円43銭から141円19銭まで堅調推移。ポンド・ドルは、1.6410ドルから1.6519ドルまで堅調推移。スコットランド独立の住民投票で反対派が優勢との開票報道を受けて堅調推移。

12時18分時点のドル・円は109円16銭、ユーロ・円は141円06銭、ポンド・円は180円14銭、豪ドル・円は97円78銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・スコットランドの独立回避との見方で円安進行、ドル・円は109円台に
・円安を背景に引き続き主力株優位の展開が継続、輸出関連中心に見直しの動き
・後場も引き続きスコットランド独立住民投票の行方を注視

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:25 安倍首相講演
14:00 7月景気動向指数CI改訂
14:30 百貨店売上高(全国・東京地区)(8月)

<海外>

15:00 独・8月生産者物価指数(前年比予想:-0.8%、7月:-0.8%)



<KO>

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