NY株式:ダウは154ドル高、8月新築住宅販売を好感
[14/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は154.19ドル高の17210.06、ナスダックは46.53ポイント高の4555.22で取引を終了した。引き続き米軍による「イスラム国」への空爆など地政学リスクへの警戒感から朝方は小動きで始まったものの、8月新築住宅販売が予想を大きく上回ったことをきっかけに上昇に転じ、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや小売が上昇する一方、公益事業やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
金融機関では2002年以来最大となる地銀のシチズンズ・ファイナンシャル(CFG)が新規株式上場、公募価格を7%上回り初日の取引を終えた。小売最大手のウォルマート(WMT)は、当座預金口座サービスを開始することを発表して上昇。家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は好決算を発表して堅調推移となった。一方で、携帯端末大手のアップル(AAPL)は、新型iPhoneの筐体が曲がりやすいとの懸念や、iOSの修正アップデートに不具合があったことが嫌気されて軟調推移。住宅メーカーのKBホーム(KBH)は予想を下回る決算を発表して軟調推移となった。
好調な新築住宅販売にもかかわらずKBホームが冴えない決算を発表したことで、米住宅市場の解釈を巡って見方が分かれている。
(Horiko Capital Management LLC)
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