29日の米国市場ダイジェスト:ダウは41ドル安、香港民主派デモの不透明感を嫌気
[14/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは41ドル安、香港民主派デモの不透明感を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :17071.22 終値 :4505.85
前日比:-41.93 前日比:-6.34
始値 :17107.69 始値 :4465.84
高値 :17107.69 高値 :4515.24
安値 :16934.43 安値 :4464.44
29日の米国株式相場は下落。ダウ平均は41.93ドル安の17071.22、ナスダックは6.34ポイント安の4505.85で取引を終了した。香港株式相場が民主派デモの影響で大幅下落となったことが嫌気され売りが先行した。8月中古住宅販売仮契約が予想を下回ったことも上値を抑える要因となったものの、その後は緩やかに下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や公益事業が上昇する一方、自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
アニメーション制作のドリームワークス(DWA)はソフトバンク<9984>による買収観測で急騰。企業向けソフトウェアのティブコ・ソフトウェア(TIBX)は、投資ファンドによる買収提案を受け上昇した。一方で、資産運用のジャナス・キャピタル(JNS)は、ピムコ社のビル・グロス氏移籍を受けた買いが一巡し、下落に転じた。自動車のフォード(F)は、欧州事業に先行き慎重な見通しを示したことで軟調推移となった。
国際エネルギー機関(IEA)の発表によると米国の産油量(エタンやプロパン等含む)が8月に一日当たり1150万バーレルに達し、9月は1991年以来初めてサウジアラビアを上回る見込み。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は109円49銭、米国8月中古住宅販売成約指数の予想下振れなどでドル売り
ドル・円は109円13銭へ下落後、109円51銭へ上昇し、109円49銭で引けた。香港での民主化デモを嫌気したリスク回避の円買いや予想を下振れた米国8月中古住宅販売成約指数を嫌気したドル売りが優勢となった。その後、米国株式相場の回復に連れ下げ止まった。
ユーロ・ドルは、1.2715ドルから1.2678ドルへ下落し1.2688ドルで引けた。予想を下振れた米8月中古住宅販売成約指数を嫌気したドル売りが優勢となったのち、予想を上振れた米9月ダラス連銀製造業活動指数を受けてドル買いが再燃。ユーロ・円は、139円01銭から138円66銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.6221ドルから1.6274ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9489フランへ下落後、0.9517フランまで上昇した。
■NY原油:続伸で94.57ドル、米経済主導の需要増加期待で買い続く
NY原油は続伸(NYMEX原油11月限終値:94.57 ↑1.03)。92.85ドルから94.64ドルまで上昇した。この日発表された米国の経済指標では、8月の個人所得が予想に沿った伸びとなり、個人消費支出は上振れ、一方、8月の中古住宅販売成約指数は下振れで落ち込み、強弱まちまちとなったが、経済は引き続き力強いとの見方から、需要増への期待が買いにつながったもよう。
また、ガソリン価格が、米国内の製油所の定期補修による閉鎖で、品不足感から上昇を続けていることも、原油相場の下支えになっているとの見方が出ている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.01ドル -0.02ドル(-0.12%)
モルガン・スタンレー(MS) 34.50ドル -0.15ドル(-0.43%)
ゴールドマン・サックス(GS)183.83ドル -1.29ドル(-0.70%)
インテル(INTC) 34.90ドル +0.64ドル(+1.87%)
アップル(AAPL) 100.11ドル -0.64ドル(-0.64%)
グーグル(GOOG) 576.36ドル -0.74ドル(-0.13%)
フェイスブック(FB) 79.00ドル +0.21ドル(+0.27%)
キャタピラー(CAT) 99.83ドル -0.55ドル(-0.55%)
アルコア(AA) 15.93ドル -0.26ドル(-1.61%)
ウォルマート(WMT) 76.08ドル -0.41ドル(-0.54%)
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