今日の為替市場ポイント:リスク回避的な円買いが拡大するとの見方は少ない
[14/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日29日のドル・円相場は、東京市場では109円26銭から109円75銭で推移。欧米市場では一時109円13銭まで反落したが、109円49銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は、109円台で推移か。香港におけるデモ活動の拡大が警戒されているが、リスク回避的な円買いが拡大するとの見方は少ないだけに、ドル・円は109円台前半で下げ渋る見込み。
29日の欧米市場では、株安を意識したリスク回避的な円買い・ドル売りが観測されたが、ドル・円は109円台半ば近辺で取引を終えた。NYダウが一時100ドルを超える下げとなった理由については、8月の米個人消費支出が市場予想を上回ったことで早期利上げの思惑が広がったことや香港の選挙制度改革をめぐる民衆の抗議デモが拡大していることが要因との声が聞かれている。
なお、香港でのデモ活動はしばらく続くものと予想されているが、中国を含めたアジア地域の経済活動に大きな影響を与えることはないとみられており、日本を含めたアジア諸国の株式市場が大きく混乱する可能性は低いとみられている。
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