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日本株見通し:日経平均はこう着か、政策や好業績などを手掛かりに

注目トピックス 市況・概況

30日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。29日の米国市場では、香港情勢への不透明感が嫌気されて売りが先行した。8月中古住宅販売が予想を下回ったことも上値を抑える要因となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の16265円だった。また、円相場は1ドル109円45銭辺りでの推移であり、昨夕からはやや円安が一服している。この流れを受けて、日経平均は16300円を挟んでのこう着が続くことになろう。

その後は、香港市場の動向を睨みながらの相場展開となり、香港市場の弱い動きが続くようだと、先物主導での売り仕掛け的な商いにつながる可能性はある。一方、前日の段階で織り込まれている面もあり、下値の堅さが意識されてくることも考えられよう。

物色については、ホットランド<3196>、FFRI<3692>が上場するため、個人主体の資金が集中しやすいだろう。また、臨時国会が開会したことで、カジノ関連や社会インフラ関連といった政策関連の銘柄への物色が意識されやすい。

その他、今後決算が本格化する中、タイミングとしては業績修正が出やすい時期であり、業績期待の大きい銘柄などに資金が向かいやすい。住友商<8053>がシェールオイル開発失敗で減損損失2700億円を計上すると発表した。嫌気売りが集中するとみられるが、反対に太陽光や風力発電など再生エネルギー関連などへは、関心が集まる可能性がありそうだ。



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