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日経平均は大幅続落、ボトムを探りつつ、目先は中小型株の選別物色に

注目トピックス 市況・概況

2日の日経平均は大幅に3日続落となり、420.26円安の15661.99円(出来高概算26億6000万株)で取引を終えた。1日の米国市場では、9月ISM製造業景況指数が下振れたほか、ドイツの9月製造業PMIが予想外に50を割り込んだことなどが嫌気されNYダウが200ドルを超す大幅な下げとなった。また、香港の民主派によるデモ拡大、米国内でのエボラ患者確認の報道なども重しとなったとみられる。この流れを受けて、東京市場は幅広い銘柄に売りが先行した。

15900円を割り込んで始まった日経平均は、その後やや下げ幅を縮める局面もみられたが、前引けにかけて再び下げ幅を拡大している。後場に入っても下げ止まる気配はみられず、先物市場での断続的な売りに伴う裁定解消売りなどにより、ほぼ全面安商状となった。セクターでは東証33業種全てが下げており、空運、不動産の下落率は4%を超えている。

25日線をあっさり割り込んだ日経平均だったが、踏ん張りはみられず、終日じりじりと下げ幅を広げる相場展開となった。特に後場半ば辺りからの一段安では、海外ファンドによる換金売りとの見方などもされるなど、日本株売りへの警戒につながっている。

一方、全面安のなか、売り買いが交錯しつつもサイバーダイン<7779>がプラスで終えているほか、石垣食品<2901>、ファーマフーズ<2929>、文教堂<9978>、アイロムHD<2372>、日本プロセス<9651>、きちり<3082>、FFRI<3692>など、中小型株の一角には強い値動きも目立つ。海外ファンドによる換金売りとの見方から目先はボトムを探る展開となる。週末には米雇用統計を控えていることもあり、中小型株の選別物色になりそうである。



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