21日の米国市場ダイジェスト:ダウは215ドル高、欧州株高やアップルの決算を好感
[14/10/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは215ドル高、欧州株高やアップルの決算を好感
NYダウ ナスダック
終値 :16614.81 終値 :4419.48
前日比:+215.14 前日比:+103.40
始値 :16406.03 始値 :4359.17
高値 :16620.78 高値 :4419.48
安値 :16405.77 安値 :4356.10
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は215.14ドル高の16614.81、ナスダックは103.40ポイント高の4419.48で取引を終了した。欧州中銀が社債の買い入れを検討しているとの思惑で欧州株式相場が堅調推移となった流れを受け買いが先行。ハイテク大手決算なども好感され、引けにかけても上昇幅を拡大した。9月中古住宅販売件数も予想を上回り、相場の支援材料となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方、食品・飲料・タバコが下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、新型iPhoneの販売などが寄与し予想を上回る決算を発表して上昇。オートバイのハーレーダビッドソン(HOG)も好決算を発表して堅調推移となった。バイオ医薬品のアムジェン(AMGN)は著名ヘッジファンドマネージャーが会社分割を提案したことで上昇。一方で20日に冴えない決算を発表したITサービスのIBM(IBM)が続落。飲料品のコカコーラ(KO)も決算が予想を下回り軟調推移となった。
ポータルサイトのヤフー(YHOO)は売上高及び利益とも予想を上回る決算を発表し、時間外取引で上昇して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は107円00銭、米9月中古住宅販売件数の予想上振れを受けたドル買い
ドル・円は106円59銭から107円02銭へ上昇し107円00銭で引けた。米国の9月中古住宅販売件数が予想を上振れ1年ぶりの高水準になったことを背景に債券利回り上昇に伴うドル買いが再燃。また、欧州中央銀行(ECB)が追加刺激策を講じるとの期待にリスク回避の円買いも後退した。
ユーロ・ドルは、1.2781ドルから1.2714ドルへ下落し1.2716ドルで引けた。ショイブレ独財務相の発言「ユーロの下落は経済を支援」や欧州中央銀行(ECB)が追加刺激策を講じるとの思惑にユーロ売りが再燃。一部のメディアが欧州中央銀行(ECB)筋の話として、刺激策の一環として社債の購入を検討していると報じられた。しかし、他のメディアでは別の関係者がこの報道を否定。ユーロ・円は、136円47銭から135円70銭へ下落。
ポンド・ドルは、1.6179ドルから1.6110ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9443フランから0.9495フランへ上昇した。
■NY原油:反発で82.81ドル、中国指標好転で需要懸念が後退
NY原油は反発(NYMEX原油11月限終値:82.81 ↑0.10)。84.05ドルまで上昇した後、一時82.29ドルまで下落したが、引けにかけて持ち直した。この日発表された中国の7-9月期GDP、9月鉱工業生産が上振れとなり、9月原油需要も大幅に伸びたことで、需要に対する懸念が弱まり、買いが先行した。
しかし、一方、日本時間22日夜に予定される米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)の発表を控え、持ち高調整的な売りも優勢になり、一時前日終値(82.71ドル)を割り込んだ。11月限は21日が取引最終。22日から取引の中心となる12月限の21日値動きは、高値が83.26ドル、安値が81.57ドル、引けは82.49ドルであった(前日比0.58ドル高)。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.60ドル +0.34ドル(+2.09%)
モルガン・スタンレー(MS) 34.06ドル +0.74ドル(+2.22%)
ゴールドマン・サックス(GS)180.18ドル +2.34ドル(+1.32%)
インテル(INTC) 32.61ドル +1.03ドル(+3.26%)
アップル(AAPL) 102.47ドル +2.71ドル(+2.72%)
グーグル(GOOG) 526.54ドル +5.70ドル(+1.09%)
フェイスブック(FB) 78.69ドル +1.74ドル(+2.26%)
キャタピラー(CAT) 95.89ドル +1.86ドル(+1.98%)
アルコア(AA) 16.35ドル +0.66ドル(+4.21%)
ウォルマート(WMT) 76.02ドル +0.88ドル(+1.17%)
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