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後場に注目すべき3つのポイント〜日経平均は上げ渋る、売り込まれた太陽光発電関連に資金

注目トピックス 市況・概況

22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・出来高膨れず、循環的に一部の銘柄に集中する状況に
・ドル・円は106円88銭付近、107円15-50銭にドル売りオーダー
・サニックス<4651>など売り込まれた太陽光発電関連に短期資金が向かう

■出来高膨れず、循環的に一部の銘柄に集中する状況に

日経平均は大幅に反発。253.19円高の15057.47円(出来高概算10億2000万株)で前場の取引を終えている。21日の米国市場は、欧州中央銀行(ECB)が社債の買い入れを検討しているとの報道を手掛かりに買いが先行。アップルなどハイテク企業の決算も好感され、NYダウは200ドルを超える上昇となった。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比300円高の15080円と節目の15000円を回復する流れを受けて、幅広い銘柄に買いが先行した。

ただし、寄り付き直後に15129.11円まで上げ幅を拡大させたが、その後はこう着感が強まっており、15000円処での推移をみせている。東証1部の売買代金は9400億円程度と1兆円を下回っており、出来高が減少傾向にあるなか、積極的な売買は手控えられているようだ。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、海運の上昇率が4%を超えたほか、金属製品、建設、機械、不動産、非鉄金属、情報通信、陸運などの強さが目立つ。

日経平均は15000円での底堅さがみられているが、一方、直近で空けたマド下限レベルでは上値の重さが意識されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の9割を占めているが、寄付きが高値圏となる銘柄も多く、回転が利きづらい状況である。戻りの鈍さから利益確定の流れで下げに転じる銘柄も散見されており、日経平均の底堅さほど地合いは良くなさそうだ。

また、出来高が膨れない状況であり、売買代金については2兆円を下回ってくる可能性がある。物色対象も広がりが見られるというよりは、循環的に一部の銘柄に集中する状況になりそうだ。いったん資金が逃げ始めると急速に値を消す可能性もあるため、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすい。冷静に売り込まれている好業績株などの押し目を狙いたいところである。

■ドル・円は106円88銭付近、107円15-50銭にドル売りオーダー

ドル・円は106円88銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開だが、ドル売りオーダー(107円15-50銭)や本日発表される米国のインフレ率への警戒感から上値は限定的。ユーロ・ドルは、1.2707ドルから1.2726ドルで推移。欧州中央銀行(ECB)によるストレステスト(健全性審査)への警戒感、欧州中央銀行(ECB)による社債購入検討報道などで上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円04銭から136円12銭で推移。

12時07分時点のドル・円は106円88銭、ユーロ・円は136円02銭、ポンド・円は172円33銭、豪ドル・円は93円95銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米国株高を好感も需給懸念などから日経平均は上げ渋る
・サニックス<4651>など売り込まれた太陽光発電関連に短期資金が向かう
・後場も太陽光発電関連の戻りに注目、好業績銘柄は押し目狙いのスタンス

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 訪日外国人客数(9月)
14:00 パソコン出荷(9月)



<KO>

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