欧米為替見通し:米国の雇用関連指標に要注目
[14/11/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日13日の欧米市場のドル・円は、「消費増税延期、衆院解散総選挙」に関するヘッドラインに警戒しつつ、米国の雇用関連指標(新規失業保険申請件数&求人労働異動調査)に注目する展開となる。
米国の先週の新規失業保険申請件数(予想:28万件)は、米国11月の雇用統計の調査対象週(11月12日)の前の週の数字であることで、28-29万件程度で減少傾向にあるのか否かに注目することになる。
米国9月の求人労働異動調査(JOLT)は、イエレンFRB議長が「イエレン・ダッシュボード」で注視している9つの雇用関連指標の内、4つ(求人率、解雇率、退職率、採用率)が発表される。
イエレンFRB議長は、9つの雇用関連指標がリセッション(景気後退)前の水準を回復するまで利上げには踏み切らない、と表明しているが、直近のデータでは、3つだけが回復し、6つは回復していない。
米国連邦準備理事会(FRB)が先月から公表し始めた、19の雇用関連指標から構成される「米労働市場情勢指数(LMCI)」は、9月が+4、10月も+4となっており、過去の米国の景気拡大期の平均である+4で推移している。
また、昨日「米国連邦準備理事会(FRB)は、近い将来利上げに踏み切るべき」と述べたタカ派のプロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁、及び、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で反対票を投じたハト派のコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁、そして、イエレンFRB議長の発言に注目することになる。
【今日の欧米市場の予定】
18:00 欧州中央銀行が11月報公表
22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:28万件、前回:27.8万件)
24:00 米・9月JOLT求人件数(予想:480万件、8月:483.5万件)
02:30 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が討論会参加
02:45 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長挨拶(ECB、FRB、NY連銀共催会議)
03:00 米財務省30年債入札(160億ドル)
04:00 米・10月財政収支(予想:-1140億ドル、13年10月:-905.84億ドル)
05:30 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
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