日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は248円安、7-9月期GDPが予想外のマイナスに
[14/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は248円安、7-9月期GDPが予想外のマイナスに】
9時41分現在の日経平均株価は、17241.94円(前週末比-248.89円)で推移。日経平均は反落して始まり、下げ幅は100円を超えている。寄り付き前に発表された7-9月期の国内総生産(GDP、速報値)が年率換算の前期比で市場予想に反して1.6%の減少となった。消費再増税は先送りされることが確定とみられるが、予想外のマイナスによって利益確定売りが先行しているようである。
セクターでは、繊維、銀行、鉱業が堅調。一方で、保険、不動産、医薬品、建設、倉庫・運輸、精密機器、パルプ・紙、食料品、証券などが冴えない。売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、東レ<3402>、ミクシィ<2121>、富士重<7270>、コマツ<6301>などが堅調。一方で、トヨタ<7203>、ケネディクス<4321>、ソフトバンク<9984>、富士フイルム<4901>、ファーストリテ<9983>などが冴えない。
【ドル・円は116円45銭付近、予想外のGDPマイナス成長で円売り後退】
ドル・円は116円45銭付近で推移。ドル・円は一時117円05銭まで買われたが、利食い目的のドル売りが観測されており、一時116円33銭まで下げた。今日発表の7-9月期国内総生産(GDP)は前期比-1.6%となった。マイナス成長は予想外であり、日経平均株価が大きく下げていることが嫌気されているようだ。
■今後のポイント
・7-9月期GDPは予想外のマイナス成長を意識してリスク選好の円売り後退
・消費増税延期で株高継続の期待残る
9時41分時点のドル・円は116円45銭、ユーロ・円は145円91銭、ポンド・円は182円60銭、豪ドル・円は102円02銭付近で推移している。
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