日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は92円高、「解散は買い」とのアノマリーを意識
[14/11/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は92円高、「解散は買い」とのアノマリーを意識】
9時30分現在の日経平均株価は、17436.75円(前日比+92.69円)で推移。日経平均は続伸で始まり、その後17400円を回復してきている。安倍首相は18日の記者会見で、来年10月の消費税率10%への引き上げ時期を17年4月に延期し、今月21日に衆院を解散する意向を表明した。「解散は買い」とのアノマリーが意識される流れに。また、欧州市場は、独ZEW景況感指数の改善やドラギ欧州中銀(ECB)総裁の追加緩和に前向きな発言を受けて上昇したことも安心感につながっている。
セクターでは、証券、空運、不動産、その他製品、その他金融、非鉄金属、海運、水産・農林、電気機器、ゴム製品などが堅調。売買代金上位では、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、ケネディクス<4321>、マツダ<7261>、ソニー<6758>、富士重<7270>などが堅調。一方で、ソフトバンク<9984>、OTS<4564>、SHIFT<3697>が利食いに押されている。
【ドル・円は117円12銭付近、株高継続を意識した円売り観測】
ドル・円は117円12銭付近で推移。ドル・円は117円23銭まで買われた。株高継続を意識した円売りが観測されており、クロス円レートも総じて円安方向に振れている。市場参加者の間では、消費増税延期によって株高は継続するとの見方が多く、7-9月期GDP成長が予想外のマイナスになった影響は消え去ったとの声が聞かれている。
■今後のポイント
・日経平均株価の続伸でリスク選好的な円売り継続
・116円台後半でドル買い興味
9時30分時点のドル・円は117円12銭、ユーロ・円は146円65銭、ポンド・円は182円87銭、豪ドル・円は101円82銭付近で推移している。
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