日本株見通し:IPO銘柄に資金が集中しやすい状況
[14/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日の東京市場はこう着感の強い相場展開になろう。27日の米国市場はサンクスギビング(感謝祭)で休場のため、海外投資家のフローは期待できず、商いは膨らみづらい。円相場は足元で1ドル117円台での推移と円安が一服しており、輸出関連への利益確定にもつながりやすい。
商いが膨らみづらいなか主力株への物色は限られ、個人主体による中小型株や材料系の銘柄への売買が中心になりやすいだろう。ただし、27日は大引けでTOPIXのリバランスが行われていた。リクルートHD<6098>に買い需要が発生する一方で、TOPIX全体を幅広く売って資金を捻出する動きもあったと考えられる。この需給イベントが通過したことから、下への動きはなさそうである。
また、ミクシィ<2121>など中小型の主力処が弱い動きをみせるなか、需給懸念が意識されてくる。そのため、需給懸念の少ない銘柄に資金が向かいやすく、その点ではIPO銘柄に資金が集中しやすい状況でもあろう。来月に入ると日々IPOが出てくるため、勢いがあるうちは、初値買い妙味がありそうだ。テーマ株としては、リニア、3Dプリンタ、植物工場、乳製品、ブレーキ関連などに注目か。
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