日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は77円安、欧米市場の下落で利食い売り先行
[14/12/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は77円安、欧米市場の下落で利食い売り先行】
9時35分現在の日経平均株価は、17809.95円(前日比-77.26円)で推移。日経平均は反落で始まった。前日の欧米市場の下落の流れを受けて利益確定売りが先行しているようである。ドラギECB(欧州中銀)総裁が会見で、来年1-3月期に現行の刺激策の効果を再評価すると発言。追加緩和策への期待が後退した。また、円相場はNY時間で一時1ドル120円台に乗せたことも、いったんは達成感を意識させている。5日の米国市場で雇用統計の発表を控えていることも、様子見姿勢につながる格好に。
売買代金上位では高安まちまちであり、トヨタ<7203>、エーザイ<4523>、ホンダ<7267>、マーベラス<7844>、ソニー<6758>、日産自<7201>、MCJ<6670>などが堅調。一方で、ソフトバンク<9984>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>、富士重<7270>などが冴えない。セクターでは、空運、不動産、鉱業、その他金融、ゴム製品、輸送用機器がしっかり。半面、精密機器、食料品、情報・通信、小売、パルプ・紙、建設、倉庫・運輸などが軟調。
【ドル・円は119円75銭付近、株安でリスク選好的な円売りは後退】
ドル・円は119円75銭付近で推移。日経平均株価の下落を意識してリスク選好的な円売りは抑制されている。日本時間22時30分に発表される米11月雇用統計の内容を確認したいとの声が聞かれており、アジア市場におけるドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続く可能性があるとみられてる。
■今後のポイント
・日経平均株価の下落でドル買いはやや後退
・119円50銭以下に顧客筋などのドル買い
9時35分時点のドル・円は119円75銭、ユーロ・円は148円33銭、ポンド・円は187円55銭、豪ドル・円は100円42銭付近で推移している。
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