日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は294円安、欧米株安を嫌気で売り先行
[14/12/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は294円安、欧米株安を嫌気で売り先行】
9時40分現在の日経平均株価は、17519.18円(前日比-294.20円)で推移。日経平均は大幅に続落して始まった。9日の上海市場が5%超の下落となり、欧州ではギリシャの大統領選前倒しに伴う政局混乱への不安などが嫌気され下落。この流れを受けた9日の米国市場も波乱の展開となり、NYダウは一時200ドルを超える下げをみせている。その後は下げ幅を縮めているが、欧米市場の下げの影響からシカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安の17620円だった。これにサヤ寄せする格好から売りが先行し、寄り付き直後には一時17600円を割り込んでいる。
セクターでは、証券が2%超の下落。そのほか、海運、輸送用機器、ゴム製品、機械、繊維、その他金融、鉄鋼、建設、化学などの弱さが目立つ。売買代金上位では、全般軟調ななか、マーベラス<7844>、ソニー<6758>、UNITED<2497>が堅調。
【ドル・円は119円34銭、120円台には個人勢などのドル売りオーダー】
ドル・円は119円34銭付近で推移。ポジション調整的な円買い・米ドル売りは9日までに一巡したとの見方が増えており、新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は119円台前半で下げ渋る可能性が高いとみられている。ただし、120円台には個人勢、顧客筋などのドル売りオーダーが残されており、アジア市場でドル・円が120円台に戻すことは難しいとの声が聞かれている。
■今後のポイント
・円高・株安一服でドルは119円台前半で下げ渋る可能性
・120円台には個人勢などのドル売りオーダーが残る
9時40分時点のドル・円は119円34銭、ユーロ・円は147円79銭、ポンド・円は187円06銭、豪ドル・円は99円04銭付近で推移している。
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