前場に注目すべき3つのポイント〜クラウドワークスが東証マザーズに新規上場
[14/12/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
12日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:年末に向けて個人主体の物色に
■外資系証券の注文動向:差し引き210万株の売り越し
■前場の注目材料:クラウドワークス<3900>が東証マザーズに新規上場(公開価格:740円)
■年末に向けて個人主体の物色に
☆日経225想定レンジ:上限17400円-下限17200円
12日の東京市場は買い先行の展開になろう。11日の米国市場では、11月の米小売売上高が予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数が予想を下回ったことが好感され、終日堅調な展開だった。シカゴ日経225先物清算値(3月限)は大阪比80円高の17300円、円相場は1ドル118円90銭辺りと円安に振れて推移している。
本日は先物・オプションメジャーSQとなるが、11月のSQは上に幻のSQ値を残す格好となり、しばらく上値の重さにつながっていた。今回もやや上で決まる格好になりそうだが、それ以上にSQ通過後、主要なプレイヤーはクリスマス休暇に入る可能性がある。商いが細るなか、先物主導で振らされやすくなりそうだ。
もっとも、衆院選の投開票を14日に控え、改めで自民党圧勝との見方が強まっている。織り込み済みとの見方もあろうが、ここ数日の急落によって投開票後の材料出尽くし分は吸収した格好であろう。アベノミクス第2幕への期待感から、仕切り直しでの資金流入も期待されよう。
物色の流れは年末に向けて個人主体になりやすいが、昨日のIPOは好スタートを切った格好。その後利食いが強まる面もあったが、利食い資金は足元で低迷していた中小型株に還流しやすい。また、中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)が日本で投資活動を始めると報じられている。ガンホー<3765>、マーベラス<7844>、コロプラ<3668>、ミクシィ<2121>などに短期筋の資金が向かいやすいか。
■外資系証券の注文動向:差し引き210万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り890万株、買い680万株、差し引き210万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
12月5日(金):670万株の買い越し
12月8日(月):490万株の買い越し
12月9日(火):10万株の売り越し
12月10日(水):1180万株の売り越し
12月11日(木):290万株の売り越し
■前場の注目材料
・衆院選終盤情勢、各種世論調査で与党3分の2獲得の勢い
・エアバッグ部品の緊急増産報道が伝わる、ダイセル<4202>などに関心が向かうか
・クラウドワークス<3900>が東証マザーズに新規上場(公開価格:740円)
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
11:00 11月発受電速報
<KO>