日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は8円安、ソフトバンクなどの切り返しで一時プラス転換
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は8円安、ソフトバンクなどの切り返しで一時プラス転換】
9時45分現在の日経平均株価は、16747.27円(前日比-8.05円)で推移。日経平均は続落で始まった。16日の米国市場ではNYダウが100ドル超の下落となった。ロシア中銀の大幅利上げにも通貨ルーブルが急落し、世界経済への先行き不安が広がる状況に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安16560円、円相場は1ドル116円40銭辺りでの推移となるなか、幅広い銘柄で売りが先行。ただし、大阪225先物は16660円とシカゴ清算値を上回ってのスタート。円相場は1ドル116円80銭水準と、朝方からは円高が一服しており、落ち着いた値動きに。
セクターでは、その他金融、食料品、海運、輸送用機器、不動産、非鉄金属などが軟調。一方で、原油安の一服を受けて鉱業が堅調。電力・ガス、空運、卸売、陸運などが小じっかなスタート。売買代金上位では、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、JT<2914>が軟調。半面、みずほ<8411>、三井物産<8031>、スカイマーク<9204>が堅調。
指数寄与度の高いソフトバンク<9984>やファナック<6954>がプラス圏に転じているほか、ファーストリテ<9983>も一時プラス圏に転じており、寄り付き後の日経平均はプラス圏に転じる展開。
【ドル・円は116円84銭付近、東京株式市場の切り返しで円買い縮小】
ドル・円は116円84銭付近で推移。ドル・円は一時117円07銭まで戻した。日経平均株価がプラス圏に切り返していることが好感され、リスク回避の円買いは急速に縮小している。また、日本時間18日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果が判明する。将来的な利上げに関する指針が新たに策定される可能性があるため、短期筋などはポジション調整的な円売り・ドル買いを実行しているようだ。
9時45分時点のドル・円は116円84銭、ユーロ・円は146円13銭、ポンド・円は183円84銭、豪ドル・円は96円00銭付近で推移している。
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