豪ドル週間見通し:上値の重い展開か、通貨安誘導とインフレ率低下観測
[14/12/20]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■豪ドル弱含み、豪準備銀行の利下げの可能性示唆と豪ドル高牽制で
先週の豪ドル・円は弱含み。12月の豪準備銀行金融政策決定会合議事録で「経済活動の持続可能な成長を支える上で適切であれば、追加利下げの可能性を排除しない。豪ドルは、依然として不快なほど高く、均衡の取れた成長の達成には一段と低い水準が恐らく必要になるとの認識で一致した」と表明されたことで、対円レートは一時95円台前半まで下落した。取引レンジは95円22銭-98円15銭。
■上値の重い展開か、豪ドル安誘導とインフレ率低下観測で
今週の豪ドル・円は上値の重い展開か。豪準備銀行による追加利下げ観測は後退していないこと、スティーブンス豪準備銀行総裁による豪ドル安誘導、商品市況の低迷を受けたインフレ率低下観測などで、対円レートは軟調気味に推移することが予想される。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:95円00銭-99円00銭
<TN>