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後場に注目すべき3つのポイント〜データセクションなど直近IPO銘柄の一角に資金

注目トピックス 市況・概況

25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・本日の調整局面は拾っておきたいところか
・ドル・円は120円12銭付近、ポジション調整的な円買いフロー
・データセクション<3905>やU-NEXT<9418>など直近IPO銘柄の一角に短期資金

■本日の調整局面は拾っておきたいところか

日経平均は反落。54.64円安の17799.59円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。24日の欧米市場は短縮取引となり、25日はクリスマスの祝日で休場となるなど、海外勢が不在の中で利益確定の売りが先行。その後は17800円を挟んでの50円程度の狭いレンジ取引が続いている。

物色は、リバランス的な動きにとどまっており、JT<2914>、エプソン<6724>など直近で売られていた銘柄が堅調。また、ミクシィ<2121>、ワイヤレスG<9419>など売り込まれていた中小型株の一角が反発。日本通信<9424>がVAIO社との協業を手掛かりに動意付くなど、個人主体の物色に。

東証1部の騰落銘柄では、値下がり数が全体の6割を占めているほか、規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下落。セクターでは、食料品、精密機器、建設などが小じっかり。一方で、空運、鉱業、鉄鋼、電力ガス、非鉄金属、海運などが冴えない。

日経平均は17800円を挟んでの狭いレンジであり、トレンドは出難いようである。物色についてもミクシィ<2121>など売り込まれていた銘柄へのショートカバー的な動きのようである。海外勢が不在であるため、想定された値動きではあるが、あとは日経平均がプラスに転じてくるかが注目されるところ。ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>が揃って下げているものの、日経平均の下落幅は50円程度にとどまっている。

日銀のETF買いも意識されやすく、買い入れが入るようだと、薄商いの中で日経平均を押し上げてくる可能性はありそうだ。また、明日以降は実質2015年相場入りとなる。政策期待のほか、祝日明け後の海外勢への期待感なども高まりやすく、買い意欲は強まる可能性がある。その意味では、本日の調整局面は、押し目買いの好機となるか。

■ドル・円は120円12銭付近、ポジション調整的な円買いフロー

ドル・円は120円12銭付近で推移。ドル・円は一時120円08銭まで下げた。新たな売買材料は提供されていないが、ポジション調整的な円買いのフローが入っているもよう。その一方、120円以下には個人勢などのドル買いオーダーが残されていることなどから円買い一巡後は下げ渋る格好にも。

12時19分時点のドル・円は120円12銭、ユーロ・円は146円65銭、ポンド・円は186円83銭、豪ドル・円は97円55銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・海外勢不在で日経平均は利益確定売り優勢、中小型株も軟化
・データセクション<3905>やU-NEXT<9418>など直近IPO銘柄の一角に短期資金
・後場は黒田日銀総裁講演を受けた為替動向に注目へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 黒田日銀総裁が講演
14:00 11月住宅着工統計(前年比予想:-12.8%、10月:-12.3%)



<KO>

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