欧米為替見通し:欧米市場はクリスマスで休場、主要通貨の取引は動意薄に
[14/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
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本日25日の欧米市場のドル・円は、主要国の金融市場がクリスマス休場となることから、ドル・円などの主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く見込み。
25日の東京市場(債券市場)で日本国債10年の利回りは一時0.310%まで低下した。本日行われた2年国債入札における平均落札利回りは-0.0030%となったことが要因。2年国債入札における平均落札利回りは過去最低水準まで低下したことが長期債利回りの低下を促した。長期国債利回りの低下はインフレ鈍化の可能性があることを示唆するものであり、債券市場は物価上昇率2%の達成は困難と予想している。
1年前のドル・円相場は104円40銭近辺、長期金利は0.7%近辺だった。為替相場は当時と比べて大幅な円安となっているが、長期金利は大きく低下している。日銀による大量の国債買い入れによって長期金利の上昇は抑制されているが、長期金利がここまで低下すると需給関係の変化だけでは説明できない状況となりつつある。
【今日の欧米市場の予定】
クリスマスで米国、カナダ、ブラジル、英、独、仏などの株式市場(金融市場)は休場
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