前場に注目すべき3つのポイント〜MRTが東証マザーズに新規上場
[14/12/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
26日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:経済対策等を手掛かりにした材料株物色へ
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の売り越し
■前場の注目材料:MRT<6034>が東証マザーズに新規上場(公開価格:800円)
■経済対策等を手掛かりにした材料株物色へ
☆日経225想定レンジ:上限17900円-下限17700円
26日の東京市場は、引き続き市場参加者が限られるなか、こう着感の強い相場展開が続きそうである。25日の欧米市場はクリスマスの祝日のため休場であり、海外勢の資金流入は限られることになる。25日の東証1部の出来高は16億株台と8月以来の低水準だったが、本日も膨らみづらい需給状況であろう。
一方、本日から実質2015年相場入りとなる。週末要因からオーバーウィークのポジションこそ取りづらいものの、ディーラーなどは動きやすくなる。IPOでは本日のMRT<6034>上場で年内最後となる。IPOラッシュが通過し、今後は初値形成後に低迷している銘柄や換金売りで調整していた銘柄などへ、改めて見直し的な資金が向かいやすいだろう。
また、政策期待などから物色意欲が強まる可能性はありそうだ。各新聞紙面では27日の経済対策の内訳等が報じられているが、燃料電池車の水素スタンドについては建設費の補助に加え、運営費も3分の2を負担すると報じられている。また、子育て支援に5000億円を来年度予算に計上、消費・地方支援に1.8兆円など。
その他、東京都は今後5年間に都道172キロメートルで電線の地中化に着手すると発表しており、電線地中化関連などへのテーマ物色につながりそうである。水素や育児関連など目新しい材料ではないものの、個人主体の相場環境の中では、短期筋の値幅取り狙いが活発化しよう。
■外資系証券の注文動向:差し引き140万株の売り越し
朝の外資系証券4社経由の注文状況は、売り440万株、買い300万株、差し引き140万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
12月18日(木):640万株の売り越し
12月19日(金):670万株の買い越し
12月22日(月):340万株の買い越し
12月24日(水):420万株の買い越し
12月25日(木):250万株の買い越し
■前場の注目材料
・経済対策総額3.5兆円、消費・地方支援に1.8兆円
・経産省、15年度にもオフィスビルなどの省エネ共通目標策定
・MRT<6034>が東証マザーズに新規上場(公開価格:800円)
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 11月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.8%、10月:+0.4%)
08:50 前週分対外対内証券売買
<KO>