26日の米国市場ダイジェスト:ダウは23ドル高、年末商戦への楽観的な見方などで堅調推移
[14/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは23ドル高、年末商戦への楽観的な見方などで堅調推移
NYダウ ナスダック
終値 :18053.71 終値 :4806.86
前日比:+23.50 前日比:+33.39
始値 :18038.30 始値 :4788.06
高値 :18103.45 高値 :4814.95
安値 :18038.30 安値 :4787.85
26日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は23.50ドル高の18053.71、ナスダックは33.39ポイント高の4806.86で取引を終了した。クリスマス休暇明けで引き続き閑散取引となる中、年末商戦への楽観的な見方などが支援材料となり堅調推移となった。セクター別では全面高となり、医薬品・バイオテクノロジーやテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。
電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、既存車種であるロードスターについてアップグレードを施した新型車種の発売を発表して上昇。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は、クリスマス商戦でのモバイルアプリ経由の売上高が前年比倍増したことを明らかにして上昇。クーポン共同購入サイトのグルーポン(GRPN)は、韓国のチケット販売事業の売却を検討しているとの見方から堅調推移となった。
今年春頃から下落が目立っていた中小型株を買い戻す動きも広がっており、小型株で構成されるラッセル2000指数は26日に最高値を更新した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は120円35銭、米債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢に
ドル・円は120円46銭まで上昇後、120円31銭へ軟化し120円35銭で引けた。株式相場の上昇に連れてリスク選好の円売りが継続した後、米国のインフレが低迷するとの見方を受けた債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.2187ドルから1.2169ドルへ下落し1.2175ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が2015年に量的緩和(QE)を導入するとの根強い観測を受けてユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、146円48銭まで下落後、146円67銭へ反発。ポンド・ドルは、1.5537ドルまで下落後、1.5567ドルへ反発した。ドル・スイスは、0.9866フランから0.9882フランへ上昇した。
■NY原油:続落で54.73ドル、米在庫増で売り先行となり55ドル割れ
NY原油は続落(NYMEX原油2月限終値:54.73 ↓1.11)。56.53ドルから54.51ドルまで下落した。時間外取引においては、リビア国営石油会社が、「イスラム武装組織による攻撃で、リビア最大の石油積出港の貯蔵タンク数基が炎上」の旨発表したことを受け、供給懸念による買いが優勢であった。
しかし、NY通常取引では、前日(24日)発表された米国内の原油在庫が、予想外かつ大幅な増加だったことのインパクトが依然として強く、開始後まもなく売りに転換した。その後は、終日にわたり売りが続くこととなり、終盤には55ドルを割り込んだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.98ドル ±0.00ドル(±0.00%)
モルガン・スタンレー(MS) 38.72ドル -0.09ドル(-0.23%)
ゴールドマン・サックス(GS)195.45ドル -0.44ドル(-0.22%)
インテル(INTC) 37.55ドル +0.11ドル(+0.29%)
アップル(AAPL) 113.99ドル +1.98ドル(+1.77%)
グーグル(GOOG) 534.03ドル +5.26ドル(+0.99%)
フェイスブック(FB) 80.78ドル +0.01ドル(+0.01%)
キャタピラー(CAT) 94.23ドル +0.51ドル(+0.54%)
アルコア(AA) 15.82ドル +0.05ドル(+0.32%)
ウォルマート(WMT) 86.91ドル +0.48ドル(+0.56%)
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