英ポンド週間見通し:原油価格の下落基調は産油国である英ポンド売り要因
[14/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■ポンドは底堅い動き、日英金融政策の乖離で
先週のポンド・円は底堅い動きを続けた。カーニー英中銀総裁による早期利上げの可能性への言及、日本の11月のインフレ率が前年比+2.7%へ低迷したことによる日本銀行の追加緩和観測などから、ポンドの対円レートは主に187円台で推移した。取引レンジは186円49銭-187円56銭。
■原油価格と英中銀金融政策委員会に要注目
今週・来週のポンド・円は、下落基調が予想される原油価格の動向、原油価格下落による低インフレ率を受けた英国中央銀行金融政策委員会の金融政策に注目する展開となる。原油価格の下落基調は、産油国である英ポンド売り要因となり、低インフレ率が続く可能性を受けて、イングランド銀行の利上げ時期の先送りに繋がることになる。
○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・1月2日:12月製造業PMI(予想:53.6、11月:53.5)
・1月8日:イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会
・1月9日:11月商品貿易収支(予想:+94億ポンド、10月:-96.2億ポンド)
・1月9日:11月鉱工業生産(予想:前月比+0.2%、10月:-0.1%)
予想レンジ: 185円00銭-190円00銭
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