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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大への思惑は後退せず

注目トピックス 市況・概況

先週末26日のドル・円相場は、東京市場では120円10銭から120円42銭で推移。欧米市場では120円46銭まで反発し、120円37銭で取引を終えた。

本日29日のドル・円は120円台で推移か。日米金利差拡大への思惑は後退していないことから、ドル・円は底堅い動きを続ける見込み。

市場参加者の間で日本円の先安観は後退していないようだ。ドル・円は12月8日に121円85銭まで買われたが、12月16日には一時115円57銭まで反落した。しかしながら、7-9月期の米国内総生産(GDP)確定値が大幅に上方修正されたことでドル・円は120円台に戻した。一部の市場関係者は、日米金利差の急速な拡大によってドル・円は2015年末時点で135円から140円まで上昇すると予想している。

米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年6月に利上げを開始するとの見方が浮上しているが、利上げ開始は6月ではなく4月になるとの見方もある。利上げ開始の時期は経済次第とされているが、利上げ開始が2015年後半(10月以降)になるとの見方は後退しているようだ。

FRBが2015年6月までに利上げを開始した場合、2015年末時点で政策金利は1%台に上昇すると予想されている。日銀の金融政策は2015年末時点でも現状維持の予想であり、日米金利差は政策金利格差以上に拡大するとのイメージがあることから、リスク選好的な円売りがただちに縮小する状況ではないとみられている。



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