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後場に注目すべき3つのポイント〜ギリシャ懸念が重し、ポジション調整的な売りが先行

注目トピックス 市況・概況

30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・内需系のテーマ株などに資金向かいやすく
・ドル・円は120円49銭付近、月末、年末を控えて動意に乏しい展開
・OCHIHD<3166>や一正蒲鉾<2904>などに短期資金、エボラ関連には手仕舞い売り

■内需系のテーマ株などに資金向かいやすく

日経平均は続落。119.71円安の17610.13円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。ギリシャでの次期大統領を選ぶ3回目の投票は、政府・与党の擁立候補の就任が否決された。米国市場などは底堅かったが、大阪225先物はシカゴ清算値を下回ってのスタートとなった。寄り付き後は下げ幅を拡大する展開に。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。セクターでは、繊維、鉱業、空運、ゴム製品、金属、海運などがしっかり。一方で、証券、精密、化学、電気機器、医薬品、機械などが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>、TDK<6762>などが軟調。半面、東エレク<8035>、日化薬<4272>、東レ<3402>などが堅調。

日経平均はじり安基調が続いており、再び25日線に近づいている。前日に長い下ひげを残しており、目先底に期待したいところなだけに、仕掛け的な売りが出てくる可能性がありそうだ。一方で、日銀のETF買入れが意識されるところでもあり、25日線が支持線として機能するようだと、リバウンドをみせてくる可能性はありそうだ。

一方、17600円処でのこう着が続くようだと、値動きの強い銘柄などについてもポジション調整とみられる動きに上値を抑えられやすい。とはいえ、ギリシャ問題については1ヶ月間は不透明感がくすぶるとなれば、内需系のテーマ株についてはリスク回避的に資金が向かいやすいだろう。

■ドル・円は120円49銭付近、月末、年末を控えて動意に乏しい展開

ドル・円は120円49銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開だが、月末、年末を控えて動意に乏しい展開。ユーロ・ドルは、1.2160ドルから1.2136ドルまで軟調推移。ギリシャ政局の混迷懸念、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測から軟調推移。ユーロ・円は、146円72銭から146円21銭まで軟調推移。

12時16分時点のドル・円は120円49銭、ユーロ・円は146円20銭、ポンド・円は186円90銭、豪ドル・円は97円85銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ギリシャ懸念などが重し、ポジション調整的な売りで日経平均は100円超の下落
・OCHIHD<3166>や一正蒲鉾<2904>などに短期資金、エボラ関連には手仕舞い売り
・後場は見送りムード先行へ、値動きの軽い銘柄での短期値幅取り狙いに

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

15:00 東京証券取引所、大納会

<海外>

16:00 英・12月全国住宅価格(前月比予想:+0.2%、11月:+0.3%)



<KO>

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