NY株式:ダウは55ドル安、ギリシャ政局不安で売り先行
[14/12/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
30日の米国株式相場は下落。ダウ平均は55.16ドル安の17983.07、ナスダックは29.47ポイント安の4777.44で取引を終了した。ギリシャの政局不安を受け欧州株が下落した流れを受け売りが先行。ロシアでプーチン大統領への批判を繰り返した野党指導者に有罪判決が下り緊張が高まっていることも嫌気された。朝方に発表された10月ケース・シラー住宅価格指数は前月比0.8%上昇と、市場予想を上回ったが、反応は限定的。セクター別ではヘルスケア機器・サービスを除き全面安となっており、特に公益事業やテクノロジー・ハード・機器の下落が目立った。
宿泊設備サービスのシベオ(CVEO)は、原油価格の下落で採算が悪化した石油会社が従業員宿泊施設等を削減する動きがあることが嫌気され急落。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、12月1〜23日の間に経営陣などインサイダーが118万株を売却したことが明らかとなり下落した。旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は、一部アナリストが10-12月期の米国内の旅行予約状況に慎重な見方を示し軟調推移となった。
ダウは約1週間ぶりに1万8000ドルを割り込んだ。年内最終取引日となる31日、節目となる同水準を上回るかどうか注目が集まっている。
(Horiko Capital Management LLC)
<KO>