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前場に注目すべき3つのポイント〜テーマ物色は継続か、ロボット関連などに注目

注目トピックス 市況・概況

13日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:神経質な展開、テーマ・材料株による循環物色が続くか
■外資系証券の注文動向:差し引き480万株の売り越し
■前場の注目材料:政府、ロボット開発・活用へ法整備

■神経質な展開、テーマ・材料株による循環物色が続くか

☆日経225想定レンジ:上限16950円-下限16750円

13日の東京市場は神経質な展開を余儀なくされそうだ。9日の米国市場では雇用統計の内容は評価されるものの、フランスの銃撃事件などが嫌気される格好からNYダウは3桁の下落に。また、12日は原油安が嫌気され、続落となっている。12日のシカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の16885円であり、これにサヤ寄せする格好から幅広い銘柄に売りが先行することになりそうだ。

日本主導での上昇は期待しづらく、外部環境を睨みながら、テーマ・材料株による循環物色が続くことになりそうだ。なお、12日から北米国際自動車ショーがデトロイトで開催された。水素関連や自動運転関連、炭素繊維関連などのテーマ株への物色が意識されそうだ。

また、政府は成長戦略に位置づけるロボットの開発や活用を促す規制緩和やルール作りに乗り出すと報じられている。保守点検で目視の義務付けを緩和したり、無人飛行機(ドローン)の使用を認める高度や安全管理を法律で定めたりすると伝えている。関連銘柄への物色が意識されよう。

そのほか、14日に2015年度予算案が閣議決定されるため、インフラ老朽化対策、地方創生など政策関連への循環物色も意識しておきたい。個別では1月下旬から本格化する決算発表を前に業績修正や株式分割、配当政策、自社株なども出やすいと考えられ、短期資金が集中しやすい。

■外資系証券の注文動向:差し引き480万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1180万株、買い700万株、差し引き480万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

1月5日(月):60万株の売り越し
1月6日(火):330万株の売り越し
1月7日(水):180万株の売り越し
1月8日(木):20万株の買い越し
1月9日(金):150万株の買い越し

■前場の注目材料

・政府、ロボット開発・活用へ法整備
・新宇宙基本計画を決定、宇宙産業の強化図る
・トヨタ自<7203>、15年グループ世界生産台数を1020万台弱へ

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 11月経常収支(予想:+1395億円、10月:+8334億円)

<海外>

11:00 中国・12月貿易収支(予想:+490億ドル、11月:+544.8億ドル)
11:00 中国・12月輸出(前年比予想:+6.0%、11月:+4.7%)
11:00 中国・12月輸入(前年比予想:-6.2%、11月:-6.7%)



<KO>

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