NY株式:ダウは186ドル安、小売売上高の落ち込みを嫌気
[15/01/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
14日の米国株式相場は下落。ダウ平均は186.59ドル安の17427.09、ナスダックは22.18ポイント安の4639.32で取引を終了した。2014年12月小売売上高が前月比0.9%減と市場予想を下回り、同年1月以来の大幅な落ち込みとなった。アジア、欧州に比べ好調と考えられていた米国で消費鈍化が示されたため、世界的な景気減速懸念が強まり寄り付きから大幅下落となった。ダウ平均は一時349ドル安となる場面もあったが、その後、地区連銀経済報告(ベージュブック)で緩やかながら、各地区で経済が拡大したとの認識が示されたことや、原油先物価格が1バレル48ドル台まで急反発したことをきっかけに下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方、銀行やメディアが下落した。
大手行JPモルガン・チェース(JPM)は四半期決算が予想を下回り下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)はCEOが同社の収益性が2020年まで改善されないことや中国市場における前四半期の売上高が下落したことを明らかにし、売られた。資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は銅相場の下落を受けて急落した。一方で、オンラインビデオサービスのネットフリックス(NFLX)は、一部アナリストによる判断引き上げを受け上昇。
マーケット終了間際に、携帯端末メーカーのブラックベリー(BBRY)が韓国の電機大手サムソンから1株当り13.34-15.49ドルで買収提案を受けたとロイターが報じ、約30%の急騰となった。
(Horiko Capital Management LLC)
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